平成17年第1回 3月定例会 - 03月17日−04号

△日程第2 個人質問

◆6番(有村國俊君) 創政会の有村國俊でございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいまより質問をいたします。
 まず最初に、学校の道徳教育について質問します。
 今の日本は衣食足りて礼節を忘れた国になっていないか、道徳は、倫理はどこへ行ってしまったのか、問題意識を持たざるを得ません。精神性の低下、責任意識を携えず社会に出ていく現実、あるいは社会に出ることさえも拒否する現実があります。人としての道徳、それは理屈以前に、思考しなくても行動を起こすことではないでしょうか。歴史、思想、哲学のもとに、きちんとした倫理観を知識として蓄える必要があると思います。さらには、生命や自然のとらえ方を学ぶことや、自由と責任、権利と義務、公と私の関係を体験しながら実感すること、それは、礼儀正しく秩序のある相互信頼社会が延々とはぐくまれた日本の特質だと信じております。教育の上で、子どもたちが道徳と倫理を携えて成長していく手だてについて見解を求めます。
 次に、歴史教科書の選定について質問をいたします。

 ことしの8月に、歴史教科書を含む中学校の教科書選定が行われます。文部科学省は歴史教科書採択での正常、公正な採択環境の確保に向けて、来月にも手続の改善を求める新たな初等・中等教育局長の通知を出すとのことでございます。これは文部科学省の山中審議官と片山教科書課長が今月2日、自民党の日本の前途と歴史教育を考える議員の会で明らかにしました。教科書採択は教育委員が管理、執行すると定めていますが、実際は現場教師の意向で採択が決まるとのことで、こうしたことを受けて山中審議官らは、1、教育委員会の採択権限を明確化し、自治体を単独の採択地区とするよう不断の見直しに努める。2、共同採択地区については採択ルールを定めて、あらかじめ公表するとの考えを示しました。中学校の学習指導要領には、歴史教科書の目標として我が国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てると定めています。つまり、歴史におきましては我が国の文化と伝統の特色、神話、伝承、歴史上の人物、明治維新、公民では北朝鮮における拉致事件、領土問題、国旗・国歌、郷土、家族の意義など、わかりやすい項目で比較をすることが教育委員会に求められることになります。教科書会社の営業活動や教職員組合の意向、特定勢力の妨害に左右されずに、採択権者である教育委員の見識で、中身で選ぶ教科書採択に一歩前進したと言えそうです。そこで、お伺いしたいと思います。

 学校での歴史教育は、国民としてのきちっとした歴史観と国家観を生徒たちに養うことが重要な目標ですが、その目標の達成に向けてどういった方針でふだんから実践されているのか、お伺いをします。

 次に、学校の成績評価、いわゆる通信簿について質問します。
 一昔前の成績評価は相対評価でした。5段階として、クラス全体で5と1が7%、4と2が24%、3が38%のように配分率が最初から決まっていて、どんなに一生懸命頑張っても枠が決まっているがゆえに満足のいく評価をしてもらえない、だから励みにならないということがありました。現在の絶対評価は、それぞれの児童・生徒が各教科における学習のねらいにどこまで近づけられたかということをはかるもので、その子の努力が評価される形になりました。反面、絶対評価は何人にでも5や4をつけてもいいわけで、配分に制限がないので、教員によってはついつい人情で甘く評価をしてしまうなど、客観性を疑問視する声も出ています。本市の小・中学校の成績評価について、以下3点質問をします。

 1点目に、現在の評価方法は。2点目に、その評価方法について、児童・生徒と保護者の反応はどんなものでしょうか。3点目に、適正な評価基準は学校間でレベルを合わせているのか、それとも各学校単位で決めておられるのか、お伺いいたします。

 次に、学校の防犯対策についてですけれども、突然校内に乱入する不審者を押さえつける刺すまたや透明盾は、とっさに防御するために有効な器具とお聞きしております。刺すまたとは一体どんなものか、ご存じでしょうか。アルミパイプの長い棒の先っちょに半円形の鉄の輪っかがあって、それで犯人をこう、こうやって、壁に押しつけて捕らえるというものです。先日、私も試してみました。1対1ではどうしても相手に負けてしまいます。せめて3人がかりで、3本ぐらいで対処しないとしっかりと捕らえられないと感じました。防災と防犯には避難誘導や応急手当てといった共通する点があるものの、防犯すなわち不審者を校内に侵入させない体制と万一不審者が侵入した場合の的確な対応など、訓練を実際に行ってみなければ理解できないことも少なくありません。

 3点お尋ねいたしますが、1点目に、各校に防犯器具はどれぐらいストックされているかと、配置場所、数に問題はないかどうか。2点目に、不審者を見かけたなどの報告は以前にあったかどうか。3点目に、万一の緊急時のもろもろの体制と関係機関の対応について、どういった取り決めを指導しているか、具体的にお尋ねいたします。

 次に、社会的に大きな問題となっているニートについて質問をします。
 アルバイトだけで生計を立てるフリーターに加えて、最近新たな社会問題になっているニートの出現など、若者を取り巻く就職環境は厳しくなっています。ニートとは、頭文字をとったNEETの略で、90年代にイギリスで生まれた言葉です。これは、学校にも行かず働かない、職業訓練にも参加しない若者のことを意味します。厚生労働省の分析によると、52万人に上るとされています。しかし、いわゆる引きこもりも含まれているため、実際はこの数を大きく上回るのではないかと指摘されています。日本の未来を担う若者がこのような状態に陥れば、我が国に及ぼす影響は多大なものになります。職業能力が蓄積されず、全体の競争力、生産性の低下といった経済基盤の崩壊を招きかねません。また、所得格差の拡大は晩婚化、少子化にもつながり、年金など社会保障システムの崩壊など、甚大に影響を及ぼすことになります。ニートについて、本市はどのようなことを講じていくべきなのか、できれば対策ではなくて政策をお伺いします。

 次に、八幡川について質問します。
 八幡川のあらましや、八幡堀がよみがえるまでの数々の市民運動を展開されてきた川端市長や数々の市民運動を展開されてきた団体の皆さんは、今なお引き続きご努力を継続いただいております。八幡川については、平成15年の私の質問に市長から詳しくご回答を賜りました。そこで、今回は八幡堀から琵琶湖までの下流域を含めて、3点質問いたします。

 まず、川の流れですけれども、水が流れる川にしようということで、以前に上流側にて導水対策を施して対処した経緯がございます。1点目に、効果が出ているのか出ていないのか。2点目に、昨年幸円橋の横で菌を使用した水質浄化の実証実験が行われました。結果はいかがでしたでしょうか。3点目に、幸円橋から下流方向、つまり船木町から南津田町、さらに琵琶湖の方に進みますと未整備の手つかずの護岸や矢板の転倒、腐食の路肩、さらにコンクリートの崩壊など、一級河川とはとても思えない、全くひどい状態になっております。上流側の八幡堀の整備と美しさとは全く比較になりません。昨年、南津田町の左岸の崩壊箇所をとりあえず一部修繕してもらいましたが、これは応急処置程度のもので、ほかのふぐあい箇所はなかなか手をつけてもらえないのが現状です。抜本的な対策を滋賀県や政府へ求めていかなければならないわけですが、本市の役割、これらふぐあい箇所の改善について、見解を求めます。

 次に、岡山駐在所の設置について質問します。
 先ほど来申し上げてまいりましたように、近年の社会情勢を背景に治安の悪化が危惧されております。岡山駐在所は昭和42年に廃止されましたが、その後周辺の開発に伴い、廃止当時から見ると社会情勢の変化も著しい状況にあります。現在、近江八幡市8学区の中で交番や駐在所、派出所がないのは岡山学区のみであります。引き続き滋賀県庁や県警本部地域課へ要望を続けていただきながら、私も岡山駐在所復元のために精いっぱい努力をしてまいりたいというふうに考えております。現時点での進捗状況と見込みについてお伺いいたします。
 以上、当局のご回答をよろしくお願いいたします。

◎市長(川端五兵衞君) 有村議員の八幡川につきまして、ご回答を申し上げたいと存じます。
 まず、最初の北之庄沢から取水した水の効果についてのご質問にお答えを申し上げます。

 この八幡堀は、ご承知のとおり、景観等保持のために両端をせきどめまして、水位を一定に保っておるところです。この堀に流入する水路は、市街地を流れます背割り排水路だけでございまして、市内からは、大雨のとき以外には流入量も非常に少なくなっております。これは、昨今の下水道の普及によりましてこのようになったわけでありまして、逆に、これはこれまでの富栄養化した水が、流入をしておったのが少なくなったということで、逆に大変好ましいことでございますが、ふだんはそういったことで閉鎖水域となってしまったわけでございます。本来川は地形に勾配があるわけでございますが、この八幡川は人工河川でございます。したがいまして、元禄以前と元禄以降では流れの方向も変わっておるというふうな、非常に水位差が少ないと、こういう歴史的なものでございます。このことから、今までは1日当たり延べ6時間ポンプを稼働しておったわけでございますが、現在はそれを15時間運転に変えております。これは机上計算でございますが、1日の水量約9,700トン、ドラム缶に直しますと4万8,500本の水を現在ではくみ上げて送水をしていると、こういうことであります。今では、ポンプアップによりまして水が入れかわってまいりまして、水質の向上の効果があるものと考えられまして、見た目にも水の流れが少し見えるようになってきたと言われております。

 この水質浄化に関する方策といたしましては、導入もとの北之庄沢の水質を根本的に向上させることにあるということは自明の理でございまして、随分長い間北之庄沢を守る会の約100名を超える方々が毎日曜日に黒橋川から流下してまいりますごみ等を引き上げて処理されておられますことは、ご承知いただいてるとおりでございます。今後は、三明川や黒橋川の流域の皆さんが、ごみがなくなりきれいな水が流れるように、川や水に愛着を持ち、また水を汚さないという意識の向上を図っていただけることが大切であると考えておりまして、現在ホットテレビでもそれのキャンペーン映画をつくっておるところであります。
 続きまして、南津田町、船木町地先の矢板護岸の今後の改善や市としての役割についてのご質問でありますが、この地域の護岸工事は昭和30年代の後半から、県営岡山土地改良事業で整備をされたところでございまして、自来、既に40年が経過いたしまして、老朽化も進んできておるというところでございます。

 また一方、西の湖から八幡堀全体を重要文化的景観地域として位置づけまして、良質な景観を整えるべく、今定例会に風景づくり条例あるいは八幡堀修景計画策定業務の提案をさせていただいたところであります。

 特に、八幡堀は400年前に豊臣秀次公が八幡山城の防御と湖上運搬のために建設をいたしましたが、現在は、その面影をとどめるのは新町浜からかわらミュージアムまででございまして、中でも白雲橋付近では、今にも向こうから俵を積んだ船が姿をあらわしそうな雰囲気を漂わせておるところであります。しかしながら、反面、他の区域ではコンクリートのような、コンクリートの壁であるとか、それに石をひっつけたものであるとか、非常に体裁の悪いものであるとか、あるいはまた、いまだに矢板の護岸に修復をしたものとか被覆をしたものとか、非常に単純な風景がたくさんございまして、私どもは石垣の見本市と、こういうふうに称しておるわけで、非常に残念であります。この最大の要因となりましたのは何かと申しますと、これはもう戦後からそのようなものが続いていたわけじゃございません。要因は、昭和50年代になりまして、ようやく全面しゅんせつが決まった後の改修に当たって、そういう適当な工事がなされたということでございました。その当時は、今のように修景保存を私ども民間では訴えておりましたが、行政では修景なんてな言葉は毛頭ございませんで、これは護岸工事であるというふうなことでお取り組みになったと。しかも、この八幡堀を文化財としての意識が全くなくて、つまりしゅんせつはしたものの、これを発掘調査をすると、文化財の発掘調査をするという、石垣に注目した調査がなされていない、その上でやってしまったと、非常に大きな過ちをしてしまったという、最初に間違ってしまったと。したがいまして、今般、もう既に予算等々をお出しさせていただいておるようなことでありますけども、北之庄の船着き場において、文化庁のお許しを得まして、あそこで発掘調査を、本格的な発掘をやろうと。それによって、石垣っていうのがどのようにつくられたのかということをきちんと見据えた上で、その強度というものを科学的に証明していって、そして原石の復帰がどのようにできるんだろうかということについて本格的に学んでいこうと、それによって修景保存計画を確立していこうと。

 したがいまして、先ほど岡山の土地改良事業で整備をしていただいたところが、40年たって老朽化してきたというところにつきましても、その延長上で考えていって、修景を施していけたらいいなというようなことで現在は考えております。このようなものに基づきまして、本来の風景に戻しまして、心休まる空間を創出するために今後も頑張っていきたいというふうに考えております。皆さん方におかれましても、また国、県に、安全、安心とともに地域の風景に沿った川として整備していただけますように、強力にご支援、ご協力のほどよろしくお願いを申し上げまして、回答とさせていただきます。ありがとうございました。

◎総務部長(須田智廣君) 岡山駐在所の復元の見込みについてのご質問にお答えを申し上げます。
 岡山学区の駐在所につきましては、議員がご質問をいただきましたように、昭和42年に廃止され、その後の周辺の宅地開発あるいは道路の整備に伴いまして、廃止当時から見ますと人口等も増加し、社会情勢の変化も著しい状況にあることと認識いたしております。このような中で、滋賀県に対しまして、安全で安心なまちづくりに向けて岡山駐在所の復元を要望しているところでございます。この要望に対する回答といたしまして、岡山学区を管轄する現体制については新町交番と北里駐在所が管轄し、地域における警察事象に対しては万全を期しており、平成16年度からは新町交番に交番相談員を配置し、地域の方々の困り事相談や、その他の相談に対しても適切に対応できるように体制の強化を図っているとの回答をいただいております。

 以上のように、15年度の要望の中で交番相談員を配置しますとの一部前向きな回答をいただいたわけでございますが、本市といたしましては岡山駐在所の設置が必要と判断しておりまして、今後も引き続き滋賀県に対しまして粘り強く要望してまいりたいと考えております。今後とも議員のご支援、ご協力をお願い申し上げまして、回答とさせていただきます。
 以上でございます。

◎建設部長(玉本邦雄君) 有村議員のご質問のうち、八幡川の水質浄化実験に関するご質問にお答えを申し上げます。
 昨年行われました水質浄化実験の結果でございますが、これは滋賀県の支援を受けられましたNPO法人琵琶湖自然浄化プロジェクトの皆さんが昨年の2月7日から3月7日までの1カ月間、幸円橋のたもとで地域のヨモギ草に糖蜜を加えまして、乳酸菌を多く含んだ発酵液を培養されました。その培養液を、八幡堀のヘドロと水と培養液とを特殊な機械によってまぜ合わせまして、もとの堀に戻すという実験でございました。効果といたしましては、主催者側の報告では透明度が上がり臭気もなくなったと、一定の効果があったと集約されております。

 また、同時期に、今日まで八幡堀の再生にご努力されました方々で組織されました八幡堀水質浄化ネットワークの会員の皆さんが、このNPO法人と共同して5つの水槽による独自の浄化実験をされました。その内容は、ただ単に堀の水を入れたもの、2つ目は堀の水と杉材を細かくしたチップを入れたもの、同じように、3つ目には竹炭を入れたもの、4つ目には池蝶貝を入れたもの、残る一つにはEM菌というものを入れたもの、このようなことで、1カ月後の透明度は池蝶貝を入れたものの水槽が一番よい結果となっておりました。しかし、水質浄化の方法につきましては、各メーカーさん等々、いろいろな提案がなされておりました。したがいまして、今最も適した方法はまだ見つからないということであります。いずれにいたしましても、川は人間一人ひとりが汚さないように心がけていただくことが大切と考えております。今後とも、議員各位のご協力のほどよろしくお願いをいたします。
 以上です。

◎教育長(堀徳治君) 道徳と倫理を携えて成長していく手だてについて、有村議員のご質問にお答えをいたします。
 議員のご指摘のとおり、子どもを取り巻く社会環境は年々厳しくなり、また子ども自身の生活体験、自然体験の不足も問題になっております。体験が不足することで、心の機微に触れる経験や生命、自然への畏敬の念を持つ機会が少なくなってきております。このような子どもの実態を踏まえ、学校においては子どもの心の力を鍛えるべく、学校の全体計画や学級の指導計画をもとに年間計画を作成し、重点目標を立てて、週1時間の道徳の授業を展開しております。特に、この生命尊重や思慮節制、友情、役割、責任、自然愛、郷土愛などの内容は各校とも重点的に扱っております。

 北里小学校では、滋賀県で唯一文部科学省の道徳教育の研究指定を受けまして、体験活動を生かした道徳の時間の工夫を研究の柱の一つとして取り組んでおります。例えば、3年生では総合的な学習の時間に「命の始まり」というテーマで、実際に子宮の中の様子を模擬体験するなど、体験を通した学びの後、道徳の時間「お母さん泣かないで」という教材を使って学習をすることで、命がかけがえのないものであるということを体験的に学ぶなど、単に道徳の時間だけではなく、各教科や総合的な学習の時間、さらには特別活動の時間などと連動いたしまして、総合的、効果的な学びとなるよう教育課程を工夫しております。

 また、市内の小・中学校では道徳の授業を参観日等で公開したり、心の教育にかかわる講演会を実施するなど、保護者もともに考える機会をつくり、意識を高める取り組みも行っております。道徳教育はすべての教育活動を通して行うものであり、あらゆる機会をとらえて子どもの道徳的価値観を高め、子どもの心に響く道徳教育を展開していかなければならないと思います。今後もますます道徳教育の重要性は増していくものと考えられますことから、地域や家庭と一体になって、学んだことが道徳的実践力につながっていくよう、さらに力を注いでいきたいと存じます。その積み重ねが、確かで豊かな倫理観の構築につながっていくものと考えております。

 次に、教科書の選定に関しましては、現在、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律に従って進められております。中学校社会科の学習要領には、議員の述べられている部分を含め、歴史的分野の目標は4項目から成り立っております。目標1では、歴史的分野の基本目標を示しています。目標の2につきましては、歴史的分野の学習を進める上での具体的な人物や文化遺産、国際関係や文化交流について、どのようなことを目指すかを示しています。目標3では、歴史的分野の学習を通して身につけさせる能力と態度について示しています。特に、目標の4ではさまざまな資料を活用して、歴史的事象を多面的、多角的に考察し、公正に判断するとともに、適切に表現する能力と態度を育てるとあります。学習のさまざまな場面で、そのねらいに対応した表現力を育てることが必要であるとともに、一面的でなく公正に取り扱うことの大切さも適切に示してあります。歴史観、国家観についても公正に判断するとともに、適切に考える力を養っていきたいと考えております。

 また、公民分野における目標の中で、自国を愛し、その平和と繁栄を図ることが大切であることを自覚させるとあります。したがって、歴史的分野と公民的分野を総合的に指導していく必要があります。社会科全体で自国を愛することのあり方を学び、家族、郷土、自国を愛するとともに、国際社会において大きな役割を担うようになった日本のあり方を考えさせることが大切であると、このように考えます。現在、本市の教育実践におきましても、学習指導要領に従って教育課程が編成、実施され、国際社会の中で信頼と尊敬を得る日本人の育成を進めていく視野に立って行われております。今後も、21世紀の近江八幡を背負っていく児童・生徒の育成に努めていきたいと考えております。本市の教育実践に対し、議員の深いご理解とご協力をお願いする次第でございます。

 次に、学校の成績評価についてでございますが、議員ご指摘のとおり、学習指導要領の改訂に伴いまして、法定帳簿である指導要録における各教科の学習の記録の評価方法が、従来の絶対的評価を加味した相対評価から目標に準拠した評価、絶対評価といいますが、それに変わりました。その影響で、各学校では通信簿の見直しを行い、子どものよさや努力を適切に評価する方向で改善がなされ、現在に至っております。通信簿について、市内の小学校では観点別の3段階評価を、そして中学校では5段階の評価と3段階の観点別評価を行っており、各学校がそのよりどころとしての評価基準を設定しております。
 また、所見の記入によってより細かな評価をお伝えするように、このように努めております。通信簿は学校と家庭の大切な連絡方法の一つでありまして、保護者にも子どもにもわかりやすく、成果と課題が明確につかめ、今後の成長に役立つものに改善していく必要があります。各学校では評価基準に関する検討を行いながら、一人ひとりを伸ばし、教育効果が上がる通信簿のあり方を求めて工夫、改善を進めています。

 また、開かれた学校評価を通して、保護者や子どもの声を受けとめるよう努めております。通信簿の評価の仕方については保護者会、「学校だより」で説明を行っており、一定理解を得ているものと考えております。ご家庭におかれましては、疑問点は直接学校に説明を求めていただき、お子さんの努力の成果を認め、励ます資料として通信簿をご活用くださるように、よろしくお願いをします。皆様のご理解をお願いして、回答とさせていただきます。

◎教育部長(加納隆君) 有村議員の学校の防犯対策につきまして、お答えをいたします。
 まず、刺すまたにつきましては、この3月補正でお願いしているところでございまして、幼稚園、小学校、中学校に各5本ずつ配備をしたいというふうに考えております。

 また、設置場所につきましては、職員室や校長室等十分に管理ができ、また緊急時に対応できる場所に配置する予定であります。透明盾につきましては現在のところ配置する予定はしておりませんが、学校内に不審者が侵入した場合、スイッチを押すだけで瞬時に網を展開、飛しょうさせ、不審者の動きを拘束し、その間に捕獲及び児童・生徒が避難できる携行型の、商品名ですが「ネットランチャー」というものの購入を検討しているところでございます。

 次に、不審者についての報告ですが、学校・園において、幼児、児童・生徒が学校・園にいる間に不審者を見かけたという報告はございません。しかしながら、今年度市内での登下校中に30件の不審者情報がありました。内容は、声かけ、露出、尾行、抱きつき等でありました。幸い大きな事件、事故にはつながっておりませんが、逮捕された事案もあります。

 また、夜間の校舎への不法侵入やたむろした跡、また8件のガラス破損等が報告されております。
 次に、緊急時の体制と関係機関との対応についてでございますが、緊急時の対応ポイントとして、身を守りながら子どもたちをまず避難させる、全員の安全確保であります。次に、投げつけられるものを投げつける、また刺すまた等を持っての応援、さらに迅速な通報、以上4点を指導しております。

 また、緊急時に備えて危機管理マニュアルの見直し及び組織対応の徹底、不審者侵入対応訓練の実施、緊急連絡先の明示、ふだんからの関係機関との連携などもあわせて指導をいたしております。本年不審者侵入訓練の実施は、現在までのところ13校・園で実施をいたしました。学校の防犯対策につきましては今後も一層の努力をしてまいりますので、ご理解、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 次に、ニート対策についてでありますが、お話にありましたように、ニートと呼ばれる、学校にも行かず働かない、職業訓練にも参加しない若者が増加しております。今後、このまま増加すれば我が国の経済基盤に大きな影響を与えることは確実と思われ、政府や経済団体を含めた全体の中で取り組んでいくことが必要であるというふうに思われます。

 平成15年4月、政府は若年者の雇用問題に対して、文部科学大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣、経済財政政策担当大臣の4大臣で構成される若者自立挑戦戦略会議を発足させ、若者自立挑戦プラン、キャリア教育総合計画を取りまとめ、今後3年間で若年失業者などの増加傾向を転換させるための施策に各府省が連携していくこととしております。文部科学省では関係府省と連携しながら、義務教育段階からの組織的、系統的なキャリア教育の推進や職場体験、インターンシップなどの促進を図っております。本市ではキャリア教育推進地域指定事業を受けまして、八幡小学校、八幡中学校、八幡工業高等学校が連携し、一貫したキャリア教育に取り組んでおります。

 また、平成17年度から、文部科学省の補助事業として中学2年生を対象にキャリアスタートウイーク事業、これは5日間連続して行う事業でございますが、それを実施する計画をいたしております。平成17、18年度は八幡東中学校で、平成18、19年度は八幡西中学校で、平成19年、20年は八幡中学校で実施することになっております。社会で働くことの実感をつかむ意味からも重要であると考えておりまして、その中で子どもたちが地域の中の職場へ赴き、さまざまな大人とかかわることによって仕事に対する情熱や真剣さ、難しさやおもしろさを感じるとともに、また、さまざまな職業に触れ、豊かな職業観や勤労観を養っていきたいと考えております。

 また、ニートとは働きたくないでなく、働きたいが働けない、何とかしなければならないという意識があり、何らかのきっかけを必要としています。この対策の一つに若者同士が対話をする時間をつくることが大変重要ととらえ、勤労青少年ホームにおきましてハートナビゲーション事業を実施しており、多くの若者が悩み相談に来館されています。2月19日は、初めての試みですがパソコンを使った職業適性診断や求人情報検索、キャリアカウンセラーによる個別相談を行う仕事サポート広場が行われました。今後におきましても、働く意欲という内面の問題解決を図り、若者の仕事に対する情熱がわくような機会をつくり出すことが重要であるととらえており、情報収集等今後の方策を探ってまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。

◆6番(有村國俊君) それでは、道徳関連から再質問をさせていただきます。
 全体的には一部順不同となりますが、よろしくお願いします。

 幕末の思想家二宮尊徳は、農村復興運動の指導者として大変有名です。私たちになじみが深いのは、まきを背負って本を読む少年時代の二宮金次郎の銅像です。岡山小学校など幾つか現存していますが、多くの学校からは消えつつあると聞いております。貴重な教材として、次の世代へ道徳としても語り継いでいくことが大事なことではないでしょうか。今回、道徳の意味について調べてみました。こんな記述がありましたので、ご紹介いたします。

 道徳あるいは倫理とは、社会や共同体において習慣の中から生まれ通用するようになった規範のことで、社会的習慣や礼儀作法もその範疇にあるとされ、自然発生的な教えが多く、道徳の明確な定義はないとの内容でした。つまり、自分で自分の心を美しく磨いて、それを美しい形で実行することを求めていくという解釈だそうです。そこで、一つ提案させていただきます。日常生活の中で感激したこと、感謝したこと、心に響いたこと、こういった話を市民から年齢を問わずに募集して、それを選んで、規範となるような話を広報「おうみはちまん」に毎回一回ずつ掲載する手法です。伝統文化を尊重しながら、家族と社会の役割や父、母、祖父母への敬愛の念を深めて、こんな世の中だからこそという趣旨で採用していただれけばありがたいんですが、いかがでしょうか。

◎教育長(堀徳治君) 再問にお答えをいたします。
 いろいろ有村議員の方からお教えをいただいたわけですけども、私も子どものころ、今お聞きしながら思い出しているわけでございます。少しのものでも、親から逐一言われなくても、兄弟仲よく、小さなものでも、少しのものでも分け合ったと、そうして食べたことを覚えております。また、御飯を食べるときには感謝の気持ちを持って、手を合わせていただきますと、それから人のものは欲しがってはいけないと、また弱い者いじめをしてはいけないと、こういうことは、一々親から教えられなくても自然と日々の生活の中で、友達や仲間同士のそういう中で、また地域社会の中で、いろんな行事を通して交流の中で覚えていったと。

 あるいはまた、友達とのつき合いの中でも、やはりいろんな本をお互いに交換して、そしてそれぞれこの倫理観を高めてきたというようなことを現在覚えているわけですけども、いろいろいろんなことがよみがえってまいります。しかし、今飽食、成熟社会の中にありまして、とにかく金と物が中心であると、そして努力とか、あるいは忍耐ということが子どもに限らず大人も薄れてきているのではないかと、こんな感じがするわけでございます。特に、子どもたちは外で遊ばないと、この原因の最たるものは何かといいますと、やはりインターネットやテレビゲームの浸透であると言われております。インターネットでは確かに豊かな情報を得ることができますが、内容について、必ずしも保護者の目が届いているとは言えないと、こういう状況にあります。幾らインターネットで情報が得られても、命のとうとさや、それから道徳と、こういった大切なものは得られないと、このように思うところでございます。

 子どもたちがどのような道を選ぶにせよ、そこでまずやっぱり十分やっていけるだけの基礎学力をつけてやると同時に、同時に子どもたちが自然体験であるとか、あるいは社会体験、生活体験、文化体験と、こういう学習を通して社会の仕組みやモラルを身につけさせるように、また道徳教材として小・中とも「心のノート」を使って心のことなどを話し合い、子どもとともに人間としての生き方について考えさせる教育に努めてまいりたいと、このように考える次第でございます。子どもたちが社会とふれあうことのできる、人に対する優しさや思いやりを持ち、強く正しく生きる心をはぐくむように努めてまいりたいと思います。

 先ほどご提案のありました、広報に、いろんなお母さんであるとか地域の方から投稿を願ってというご提案でございますが、また持ち帰りまして、その方向で検討してみたいと、このように思いますので、よろしくご理解のほどお願いをいたします。

◆6番(有村國俊君) 広報「おうみはちまん」はすごくたくさんの方が読んでおられますので、できたら掲載欄に、子どもさんにもぜひ読んでもらってくださいと注釈を入れといていただくとより効果的かなあと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 さて、来月ですけれども、市内のあちこちの学校で入学式が行われます。私は昨年の4月に、中学校の入学式にお招きをいただきました。式の中で、新入生に対して教員の先生方がお一人ずつ紹介されるという場面があったわけなんですけれども、在校生の一部生徒が先生に対して「引っ込め」とか「帰れ」とか「えっ」とかやじるんです。もう本当に、それも二、三人じゃないんです、かなり大勢の生徒が、新入生と保護者、来賓の前でやじったんです。逆に、お気に入りの先生へは賞賛の拍手もありました。本当に残念です。私が子どものときの先生と生徒の関係は、本当に大きくずれがあるなあというふうに感じました。先生方のご苦労をほんの少しかいま見たような、そんな気で、本当にもうびっくりしたわけなんですけれども、どうしてこんなことになってしまったのかなあということに問題提起をしなければならないというふうに思います。そこでお伺いしたいんですが、学校現場において、先生と生徒が抱えている悩みとか問題意識、そういったものを教育委員会が酌み取ってあげて、それを解決していくというのが大切な役割の一つだと思っておりますが、学校の先生たちが、ぜひ近江八幡の子どもたちの学力を向上させたいとか、ぜひここで働きたい、頑張りたいと思っていただけるための気概を持っていただけるための施策、手だてについてお伺いしたいと思います。

◎教育長(堀徳治君) ありがとうございます。八幡中学校の入学式での生徒の態度について、今ご指摘をいただいたわけでございます。入学式、始業式というものは、児童・生徒にとっては期待と不安でいっぱいでありまして、中でも担任の先生の発表については、大変興味があるところでございます。そんな中で、生徒が複雑な思いを表現している部分であると、このように思われます。しかしながら、近江八幡市の教育をこれから背負っていこうという強い思いを持って赴任していただいた先生方に少し失望の思いがあったのではないかと、このように思う次第でございます。その部分につきましては、今後各校の児童・生徒、保護者を含め、折に触れ学校長を通じて話していきたいと、このように考えております。

 また、他郡市から赴任されました先生方、新任の先生方には、この来る4月1日に市を挙げまして、この11時より赴任式を行います。着任後には各校でのあいさつ回りをはじめ、地域を知る取り組みや研修を行います。ご質問いただいたことにつきましては重く受けとめて、これから教育委員会の方で校長を通じて取り組んでまいりたいと、このように思いますので、どうかご理解のほどよろしくお願いをいたします。

◆6番(有村國俊君) 来月の入学式は絶対にやじられることがないように、よろしくお願いをしておきます。
 次に、歴史教科書の件ですけれども、教育長は今中学校で使用されている歴史教科書をごらんいただいてますでしょうか。歴史的事実が確定していないことを、あたかも事実であるかのように記述している教科書もあるそうです。日本を悪者に仕立て上げて、他国の視点から日本を断罪するような、その時代の世界情勢や背景を考慮せずに、先祖を一方的に悪者であるかのように扱う、そのような教科書で学んだ子どもたちは一体どうなるのでしょうか。それでは自分の生まれ育った国を担う気持ちや生命に対する尊重の念は生まれるはずもありません。現在、日本の国歌を歌えない小・中学生がたくさんいます。世界じゅう、国民主権の国家であればどこへ行ったってそんな国はない、日本だけだそうです。その原因は、戦後の歴史教育に関係があるとも言われております。そこでお伺いしたいんですが、先ほど教育長のご答弁の中で、自分の国を愛することを自覚させることが大切であるとご見解を賜りました。私も同じ気持ちです。しかし、学校での歴史の勉強をした子どもたちの口からは、「日本が嫌いになった」とか「こんな国に生まれて恥ずかしい」という感想が出ているのも事実です。何も近江八幡市だけの話じゃございません。これはなぜでしょうか、なぜだと思われますか、お考えを賜りたいと思います。

◎教育長(堀徳治君) ご指摘をいただいたわけでございますが、先ほど八幡中学校の入学式での生徒の態度について、ご質問を受けてお答えをさせてもらったわけでございますけども、今お話をお伺いしまして、この去る15日、3中学校で卒業式がございまして、約600名の3年生が巣立っていったわけでございます。今おっしゃいますように、国を愛する心の育成ということは、先ほども申し上げましたように、大切なものであると私も同感をいたしております。近江八幡市を愛することにつながるものだと、このように確信をいたしております。

 国歌を歌えない子どもがふえたということですが、今ちょっと申し上げましたように、15日に市内の公立3中学校で600名の3年生が巣立ったわけでございます。その卒業式では、力いっぱいの声で3校とも国歌を歌い、そして母校の校歌を歌う姿があったと、そういう報告を受けております。

 ちょうど議会中で、皆様がそのすばらしい様子を見ることはできませんでしたけれども、参加された保護者や、それから来賓の方々からは賞賛の言葉をいただいているという報告でございます。そのことからも、本市の中学生が母校を愛する気持ちのあらわれと、このように思います。近江八幡を愛し、マザーレークの滋賀を愛し、日本を愛することにつながると思います。今後も力を入れて頑張ってまいりたいと、このように思いますので、ご了解のほどよろしくお願いいたします。

◆6番(有村國俊君) 子どもたちに何を教えるかという課題は将来どんな国民になってほしいのかと同じであって、とりもなおさず私たち大人がどういう生き方をしたいのかという自分自身への問いかけであります。本市をはじめ全国の教育委員会で、これからさまざまな議論が繰り広げられることと思います。主張すべきは主張して、十分に議論していただきたいと期待をしております。私たちの愛する子や孫がどんな教科書で学ぶことになるのか、教科書を通して反映される私たちの価値観、歴史観を確認する機会になればありがたいです。教育長に、何度も申しわけないんですが、再度お尋ねいたします。

 歴史教科書採択手続について、文部科学省の学習指導要領に基づいた我が国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てることを明確に求めていく近江八幡市教育長としての決意、あり方をお伺いしたいと思います。

◎教育長(堀徳治君) 教科書の採択についてでございますが、現在県下では採択地区が6地区ありまして、所属する近江八幡は第3地区に入っております。そして、その審議会の委員といたしまして、この市町の教育委員さん及び保護者の代表が入ります、若干名入ります。そして教育長もその中に入りますので、とにかく当然私も、今申し上げましたように、この会議に参加いたします。教育長という立場で参加いたしますので、この審議に対しましては慎重に判断する覚悟であります。ひとつよろしくご理解をいただきたいと思います。

◆6番(有村國俊君) ことしは戦後60年という大きな節目の年です。日本は過去に悪いことをしてきましたという自虐的な戦後教育の反省の名のもとで、反動が強かったこの戦後教育の総決算をより公平な視点で判断できる機運がやっと国内に出てまいりました。どの国の歴史も光と影の部分がある中で、その両面を適切なバランスで複眼的に学ぶことが肝要だと私は申し上げたいと思います。なぜならば、私たちや子どもたちが国民として持つべき自尊心や誇りが、実は最も大事なことだと考えるからです。

 続いて、質問をしてまいりたいと思いますが、要望も含めて申し上げます。
 学校の成績評価につきましては、各学校統一されていないというような形が小学校であるようです。できれば教育委員会一本として、各学校統一のレベルに合わせていただきたいと、これは要望とかえさせていただきます。

 それと、学校の防犯対策なんですけれども、この間不審者の対策について、警察の方にちょっと相談に行ってまいりまして、どういうふうにしたらいいんだろうかなんて、みんな悩んでることなんですけれども、そしたら意外と看板が役に立つというふうに教わりました。例えば、不審者警戒中などといった目立つ看板を各学区の要所要所、通学路とかに立てる、これはもう非常に効果があると、防犯という上で、というふうにおっしゃっておられました。ぜひこれも検討していただきたいなあと思います。

 それと、時間がございませんけれども、岡山駐在所に関連する再質問ですが、各学区の公民館にはセキュリティーシステム、いわゆる機械警備がございません。八幡公民館だとか、一部の市立っていうか、公共機関にはあるようですけれども、各学区の公民館を使われる方々の事情にもよりますが、せめて事務室だけでも、八幡公民館に倣って公平に設置していただきたいなあと、セキュリティーシステムを、そういうふうに思っております。これは要望とかえさせていただきます。

 それから、八幡川について市長からご答弁いただきました。一つお伺いしたいんですが、議決案件、今回の定例会ですけれども、風景づくり条例と八幡堀修景計画策定業務が提案されています。景観法と、風景づくり条例の趣旨からしますと、八幡堀だけの修景計画策定業務ではなくて、八幡川全体の修景計画を策定することがこの川に対する本来の趣旨に合うのではないのかなあと考えております。長い八幡川全体の中の一部に八幡堀があるのではないかな、こういう見方が妥当だと思うんですけれども、八幡堀修景計画策定業務は議会承認後、事業実施に向けて基本設計、実施設計へと進むと思います。コンサルへの発注仕様書もしくは特記仕様書の中に、先ほど市長が言われたように、八幡川全体についてやはり検討せよと、検討しなきゃいけないという項目を追加して盛り込んでいただきたいなというふうに思います。これは要望とさせていただきます。

 それから、時間がないですねえ、済いません。最後に、学校にも行かず働かない、職業訓練にも参加しないニートの件ですけれども、どうして日本はこんなことになってしまったのかなあと皆様が思っておられると思います。実は根幹から解決できていない大きな理由について、私たちの身近なところでいつも議論がなされるべきだと思います。国の方のいろんな施策も、先ほど部長からご披露いただきました。文部科学省のキャリアスタートウイーク事業は、最初から総額は決まっていて、日本全国の高校に一律補助ではなくて、限られた一部の、例えば本市のように、それも年次的にやると、一斉に受けられるわけじゃない、そういった事業だから、うん、本当にこれで抜本的に解決できるのかなあというふうに心配をしておられると思います、私もそうなんですけれども。

 きょうはいろんな質問をさせていただきました。やっぱり私は、このもろもろの日本の現状は戦後の教育、私も中学校のとき日本は悪いことをしてきましたというふうに先生から教わりました。広島、長崎に原爆を落とされたのは日本人が悪かったからですと教わりました。そんなことではこれから子どもたちが、今はそうじゃないと思いますけれども、そんなことでは到底誇りや自信を持つことはできないと思います。どうか、教育委員会5人の皆様におかれましては、これからも子どもたちのために、そして我々大人のためにもよろしくお願いを申し上げまして、質問にかえさせていただきます。
 終わります。ありがとうございます。