平成17年第2回 6月定例会 − 06月14日

○議長(福本匡志君) 次に、日程第4、個人質問に入ります。
 発言は、お手元に配付しました発言順位表に記載された順序によりお願いいたします。
 なお、本日は個人質問の5番目池上知世さんまで終わりたいと思いますので、ご協力をお願いをいたします。
 まず、6番有村國俊君の発言を許します。
 6番有村國俊君。

◆6番(有村國俊君) おはようございます。
 創政会の有村國俊でございます。よろしくお願いをしたいと思います。
 私たちを取り巻く身近な環境は、さまざまな領域で深刻な問題に直面しております。例えば教育の荒廃や家族崩壊の現実、青少年による凶悪犯罪など日常茶飯の事件は、今日の私たち地方議会に課せられた課題がかつてなく大きくなっていることをひしひしと感じざるを得ません。なぜなら、教育、家族などの国の根幹にかかわる政治的課題は、国会よりもむしろ地方議会の方でより積極的に、詳細に論じられるようになってきているからです。教科書の採択、学校教育の現状などは、どちらかといえば地方議会が最前線として論じられるテーマといっても決して過言ではないわけでございます。

 さて、2カ月前中国各地で行われました過激な反日暴動の参加者は、10代、20代の若者です。一体彼らはどんな教科書で日本のことを教わっているのか、私ども創政会はこのことをかんがみ、このたび中国の小・中学校の歴史教科書を入手しました。私が持っておりますこの分厚い本は、中国の中学校用の歴史教科書です。大変分厚いです。中身はといいますと、専門家の話によりますと、あいまいな記述、それから捏造されたそういったものが語られてるということでございます。確かに、これで勉強した子どもたちは日本が嫌いになるっていうのは全く当たり前だなあというふうに思っております。

 ところで、私には中国人の友人がおります。彼は、日本がODA政府開発援助で3兆3,000億円もの大金を中国へ搬出していることを全く知りませんでした。ですから、事実を知ったとき驚いていました。さらに、空港の建設や農業技術、治水施設など生活上大変重要な社会インフラ整備に日本のノウハウや技術力が無償で提供されていることも正確に伝えられていないわけでございます。彼は今、日本に大変お世話になったことについて、本当に心から感謝をしてくれています。

 それでは、順次質問してまいります。
 1点目に、中学校の歴史教科書の採択ですけれども、8月31日までに本地区にて決定される歴史、公民の教科書の適正な採択は、かつてないほど重要な意味を持つものと認識しております。世界のどの国民もそれぞれ固有の歴史を持っているように、日本にもみずからの固有の歴史があります。欧米諸国の力が東アジアを飲み込もうとした時代には、日本は西洋文明と対峙して近代国家の建設とその独立の維持に努力しました。しかし、それは諸外国との緊張と摩擦を伴う大変厳しい歴史でもあったわけです。こうした先人のたゆまぬ努力と犠牲の上に、世界で最も安全で豊かな今日の日本があると考えております。

 ところが、戦後の歴史教育は、国民が受け継ぐべき文化と伝統を忘れて誇りを失わせるものでした。特に近代史においては、子々孫々まで謝罪することを運命づけられた罪人のごとく扱われています。しかも、歴史の影の部分を殊さらに強調して、日本が誇るべき歴史上の人物の功績などは省いております。これらの教科書で学んだ中学生の感想は、日本はひどい国で、日本人は最低の民族ですとしか答えようがない始末です。世界の国々でこのような歴史教育を行っている国はありません。子どもたちには世界史的視野の中で、日本の国と日本人の自画像を品格とバランスを持って健全に学んでもらわなくては困ります。そのためには、親、大人たちが自分の国の歴史に対してどう向き合うべきか、歴史を学ぶことによって子どもたちに何をはぐくんでもらいたいと考えるべきなのか、市長の思いをお聞かせいただきたいと思います。

 これからどう生きていくのかを考えるとき、先人の歩みを知ることは大いに参考になると思います。私の経験から申しますと、残念ながら学校での歴史教育では、年号や用語の知識は得られても、先人の生きざま、例えば時代背景ですとか、対外関係、当時の価値観でいかなる選択を迫られ、いかに決断したかなどは正確に教えられておりません。例えばちょうど100年前の日露戦争は、日本が負ければ植民地になってしまうという現実を官民挙げて全国民が危機感を共有したこと。そして、黄色人種が白色人種に世界の予想を覆して勝利したことで、その影響が全世界に広がったこと。特にアジア、アラブ、アフリカ諸国に対しては、植民地からの独立運動へ火をつけたこと。そして、100年たった今でも、日本に感謝している国々がたくさんある事実を子どもたちに教えるべきです。つまりどうして日露戦争が始まったのか、いかなる理由があったのか、教えるべきです。日本は60年前の大戦の敗戦国です。だから、すべてが悪いとされてしまっている戦後教育の現実に、私たち大人がそれをどうとらえるべきかが今まさに問われていると思います。

 平成12年の12月定例市議会において小・中学校教科書採択の改善について請願が可決されていますが、この請願要旨、請願事項に沿って完全に審議されたのでしょうか。当時の採択委員の感想もあればお伺いします。

 前回の教科書採択では、脅迫を伴う不当な圧力が加えられ、中立、公正であるべき教科書採択がゆがめられる結果となりました。こうした事態を受けて今回文部科学省は、警察などの関係機関と連携を図りながらこれに対して毅然とした対応をとることと指導しています。本市第3地区においては、具体的にどのような対策を立てておられるのかお伺いします。

 学校の専門調査研究員、すなわち社会科の教員が採択に深くかかわっておられるとのことですが、現場の教職員の団体の中には、特定の思想を持つ先生方がかかわっている団体がございます。ですから、実質的な学校票や絞り込みが行われるのではないかとの指摘がありますが、本市第3地区の状況を伺います。

 2点目に、国旗についてですけれども、これは国の歴史や文化をあらわした深い意味を持つシンボルであること、そうした深い意味を持っているからこそ、どの国でも国旗が大切に扱われ、愛着を持って国民生活の中で掲げられていることを子どもたちにしっかりと教えることが大切なことと思います。

 本市でも、公共施設に国旗が掲揚されています。以前にも委員会で申し上げましたが、この大切な国旗がすかっとしていません。ほつれているものや薄汚いものがあちこちで目につきます。昨年は日の丸が半分でちぎれている国旗が小学校で3カ月間掲揚されていました。こういうことはぜひとも改めていただきまして、日ごろの管理を徹底するべきと考えますが、国旗を尊重することが大切だとする心構えについてお伺いします。

 3点目に、性教育についてですけれども、先般自民党本部において過激な性教育とジェンダーフリー教育に関する実態調査プロジェクトチームが発足しました。座長は、安部晋三自民党幹事長代理です。目的は、全国的な調査を実施して性教育の実態究明と改善に取り組もうというものです。当然、本市の自民党所属議員にも調査依頼が来ております。

 性教育について、文部科学省では、男女の性器の英語名称は小・中学校のいずれも使用しないことを2年前の教科書検定で定めて指導しています。ところが、昨年度本市の小学校において、早くも1年生から男女の性器名称を教えるとした計画書を発見いたしました。本来、3年生、4年生で学ぶとされていたものをなぜ1年生に教え、学ばせる必要があったのかお伺いします。

 文部科学省の学校保健係によりますと、小学校1、2年生の低学年の受容力の低さ、発達段階を考慮すれば、これは適切ではないとはっきり表明されていますけれども、当局はこれをどのように受けとめられますでしょうか、ご所見をお伺いします。
 初問は以上でございます。

○議長(福本匡志君) 当局の回答を求めます。
 市長。
             〔市長 川端五兵衞君 登壇〕
◎市長(川端五兵衞君) 有村議員のご質問の中で、私に対するご質問についてお答えをしたいと思っております。
 教科書問題といいますと、私には強烈な思い出がございまして、私が小学校の2年生の夏休みに終戦を迎えました。9月になって2学期が始まって始業式が講堂で行われまして、それが終わりますと、各自みずからの教室に帰ります。先生から、あすは全部の教科書を持っていらっしゃいと、そしてすずり箱を忘れないで、はさみと。という指示がありまして、そのとおり翌日学校へ参りますと、まず国語の教科書を開きなさい、何ページの何行目から何行目までを墨をすって、といいますのは、昔は各自の机の上にすずり箱がきちんとつくってありまして、そこにすずり箱を置きまして、水を入れて墨をすると。筆をとりまして何行目から何行目までというのを消しました。音楽の教科書を出しなさい、上に飛行機の絵がありますね、はさみで切りましょう。下にタンクの絵がありますね、これもはさみで切りましょう。ごみはすべてこの左に置きましょう、これを回収いたします。ということで、教科書をみずからの手で切ったり、消したりということが、教科書と言われますと、私は小学校の2年生のときにその思い出が一番強烈であります。

 みんなどんな思いでやったのかと言ってよく聞かれるんですけども、別に何の思いもありません。淡々と先生のおっしゃるとおりに行いました。今の生徒さんたちだったらどんな反応をするんかなと時々思います。やがて1日、2日たちまして、いよいよ日本が戦争に負けた、そして戦争が終わったんだということを事実として子ども心に受け取るわけでありますが、そのとき初めて何人かが誘い合わせて十数人でありましたが、八幡堀の近所に遊びに行きました。だれからともなく、八幡堀に入ろうじゃないかと、えっ、そんなとこへ入ってもいいのと。つまり八幡堀というのは、当時の食料難でありましたので、食料難といいますか、馬の飼料が足らないので飼い葉のためにマコモを刈る場所でありましたので、私どもはそこではしゃいだりするということは厳禁でありました。しかし、だれかがもういいんじゃないのと言うから、そこへみんなが服を脱いで入りまして、思い切り八幡堀で泳いだり、はしゃいだり、水をかけ合ったりしたことを覚えております。今から思えば、漢文でありますが、「国破れて山河あり」という言葉をほうふつとさせるものがございます。

 これが私の終戦直後の教科書、あるいはまた幼い頃の心情といったものでありました。当時、小学校あるいはまた高等科の方、あるいはまた中学校にお通いの方々であれば、どこかでその思い出があろうかと思います。かように、教科書というのは、本当にふだんは何とも思っておりませんが、そういったときに大きな出来事として私どもに殊さらのように迫ってくるものであります。

 さて、私はかねがね一つの地域社会であります都市を評価する基準、つまりよいまちの評価基準を定めるとすれば、それは都市のインフラ、あるいはまた財政力指数、また行政サービスや税金の安さ、利便性やアメニティーといったものではなくて、そこに住む人々のうちのどれだけの人たちが自分たちのまちを愛しているのか、そのパーセンテージこそ、それぞれのまちの評価をあらわす指標であると申してまいりました。このまちを愛するということは、みずからの住む地域に誇りを持つことから始まります。当然のこととして、人はよく知らないこと、また知らない人に対して誇りを感じたり、好意を持ったり、まして愛情を注ぐことはございません。自分たちの住むまちに何の知識も持たないで、誇りを持ったり、あるいはまた好きになったり、将来の発展のために尽くしたいという気持ちがわいてくることはないでしょう。

 自分たちのまちの、つまり郷土の自然や風土、歴史や文化、また先人たちの偉業というものをよく知って、そしてご質問にもありましたように、その折々の社会的背景を学ぶことによって、みずからの存立基盤、つまりアイデンティティーを確立し、自分が住んでいるまちの本質に迫ることができます。その上に立って、歴史に根差したまちづくりを実現できるわけでありまして、これこそまちづくりの真髄であると考えて、今日まで私もまちづくりにいそしんでまいりました。また、この意味からも、まちづくりも国づくりも同じだと思います。

 このようなことから、私は学校で子どもたちが正しい歴史を学びとり、誇りと愛情を持って国の発展に寄与する立派な大人に成長するための教育が行われることを心から希望するものであります。
 また、昨今の情報化社会の中で、子どもたちは国の歴史や文化、あるいはまた世界の情勢について、単に学校教育の現場だけではなくて、さまざまな情報をさまざまな分野から学び取ること、あるいはまた知ることができるようになっております。例えば戦争体験者のお話を聞いたり、あるいはまたテレビでそのドラマを見たり、あるいはまたインターネットで世界の情勢を調べることも可能であります。

 このような中にあって、子どもたちにとって最も大切なことは、広い視野を持って事実をとらえる、そして考え、的確な判断ができるような教育がなされることであります。これこそ教育の本質であると私は思います。自分の国に対して、正しくしっかりとした考えを持った子どもたちが育つことを心から願い、私の答弁とさせていただきます。ありがとうございました。

○議長(福本匡志君) 当局の回答を求めます。
 教育長。
             〔教育長 堀 徳治君 登壇〕
◎教育長(堀徳治君) 有村議員のご質問にお答えをいたします。
 中学校の歴史教科書の採択についてお答えをいたします。
 今年度は、中学校教科書の採択の年であります。教科書採択の流れについて、まず説明をさせていただきます。
 滋賀県では、採択地区を6地区に分かれて行っております。本市は、そのうち第3地区に属しておりまして、本市以外では東近江市、蒲生郡、神崎郡で構成をされております。6月から7月にかけまして、審議会の中に置かれております調査研究部会を開催し、第3地区に属する学校から専門調査員を選び、数回の調査研究部会におきましてそれぞれの意見をまとめ、答申書を作成します。
 その内容は、あくまでも学習指導要領の目標に基づいて評価の観点を設け、調査されております。その答申を受けて第3地区審議会を開催いたしまして、ここで慎重に審議をし、採択の決定を行います。各市町村の教育委員会は、その決定を承認し、事務局、今年度は東近江市にありますが、そこに報告するという流れになっております。

 会議はすべて非公開となっておりますが、決定後は、採択結果、審議会委員名、それから調査研究資料、会議録は情報公開されておりますので、申し添えておきます。平成13年度の採択も審議会規定にのっとりまして厳正に実施されております。平成12年12月議会において可決採択されました教科書採択の改善に関する請願にも沿っておりますので、ひとつご理解くださいますようお願いをいたします。

 次に、学校票や絞り込みがあるのではないかというご質問についてでございますが、本採択地区における調査研究員につきましては、教科書採択に直接利害関係を有する者は除いて、選考段階から十分審議を行い選んでおります。また、非公開になっており、学校現場においても一切公言しないことを遵守いたしております。

 そういう制度の中で、教科書採択につきましては、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第13条第5項等の規定によりまして、すべての教科書目録に登載された教科書のうちから採択しなければなりません。そのすべてが文部科学省の検定を通った教科書でありまして、調査研究部会では採択に必要なそれぞれの教科書の特色を正確に伝える調査資料を作成いたします。そして、選定審議会を経て決定をしていくことになっております。

 それと、言われております学校票、それから絞り込みは当然ないものと、このように考えております。
 以上、ご理解をいただきますよう回答とさせていただきます。
 次に、国歌についてでございますが──国旗についてでございます。国旗を尊重することは大切なことと、私もこのように考えております。歴史をさかのぼると、江戸時代以前にも使用されていたという記録が残っていますし、明治時代に至り、明治3年(1870年)に商船規則により日の丸が日本船舶に揚げるべき国旗として定められております。

 学校教育におきましては、その意義を理解させて、これを尊重する態度を育てるとあります。国際化が進む今日において、日本人としての自覚を養い、国を愛する心を育てるために大変重要なことと、このように考えております。入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚しております。

 議員ご指摘のとおり、以前日の丸が半分ちぎれている状態にあることをお知らせいただきながら、放置されていた事実について深く反省をいたしまして、市内の各校園において国旗を尊重する取り組みの一環として、日ごろの管理点検、これを実施してまいります。どうかご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。

 次に、性教育についてお答えをいたします。
 児童・生徒はそれぞれの成長の過程で性に関する多くの課題に直面し、それに対応するため、意思決定や行動選択を求められています。そのため学校では、さまざまな教育活動を通じて性教育を行っております。情報化が進む社会において、性の商品化などによって性が興味本位に扱われており、性交を嫌らしいもの、気軽なものという間違った認識を幼いころに植えつけられる可能性が生まれてきております。子どもたちが間違った知識を得る前に、学校で正しい知識をわかりやすく教えるだけでなく、この世に本当に選ばれて、望まれて生まれてきたこと、また命の大切さ、親の愛情なども含めてきちんと教えていく必要があると考えています。

 性教育の指導については、学習指導要領及び文部科学省の指導の手引きに基づいて各学校で行っています。性教育の観点から学習指導要領を見ますと、第1学年の生活や第1学年及び第2学年の道徳、特別活動の内容で性教育の部分があります。また、手引きには、低学年で性器は大切であるということを理解させる必要があると、このようにあります。しかし、男女の性器の英語名称使用については、改善すべき点でございますし、社会情勢の変化に伴い、議員のご指摘のような問題があることも事実であります。この点については真摯に受けとめてまいりたいと、このように考えております。

 現在、学校間の格差はありますが、授業の公開や親子ひびきあい活動等を行い、保護者と連携をしながら取り組みを進めたり、学校保健委員会で、学校医、学校歯科医、そして学校薬剤師の3師の先生方を交えて指導内容の検討もいたしております。今後も一層この取り組みを進め、保護者や地域への理解と協力を得ながら性教育を進めてまいりたいと、このように思っております。

 また、教育委員会として昨年から各学校の担当者を集めた性教育部会を開催しておりまして、そこで内容についての意見を聞くだけでなく、指導を行いながら進めていく考えでおります。今後、性教育を効果的に行うために、学校、家庭が性教育の重要性を認識するとともに、それぞれの役割を理解し、お互いに連携、協力してそれぞれの役割が果たせるよう指導していきたいと考えていますので、どうかご理解、ご支援のほどをよろしくお願いをいたします。ありがとうございました。

○議長(福本匡志君) 有村國俊君。

◆6番(有村國俊君) それでは、順次再質問をいたします。
 教育長にはたび重なるご答弁をいただくことになりますが、どうかよろしくお願いしたいと思います。

 すべて教育にかかわる大切なことですけれども、まず第1点目の教科書の件なんですが、歴史は100年、200年の大きな流れの中で理解して、先人の思いを把握することが必要だと思っております。日本はさきの大戦の敗戦国です。しかしながら、当時の世界情勢に対して真正面に向かい合ったときに、国民はどのように判断したのか、国の指導者あるいは兵隊として戦地へ赴いた10代、20代の若者たち、そして日本に残った多くの家族たち、みんなそれぞれが国のためにどのように決意をして行動したかを史実に基づいて理解することこそ、真に歴史を学ぶことだと信じております。これは戦争の肯定でも、美化でもございません。今の子どもたちに暗い過去ばかりを教えて自信をなくさせるのではなくて、自分たちが生まれ、育つこの国がどんな歴史を持っていて、その時代、時代を勇気を、希望を持って必死に生きた先人たちから精神を学ぶことのできる教科書を採択するべきと考えているのは、実は多くの国民の総意だと私は思っておりますが、教育長のご見解を賜りたいと思います。

○議長(福本匡志君) 回答を求めます。
 教育長。
             〔教育長 堀 徳治君 登壇〕
◎教育長(堀徳治君) 有村議員の教科書の採択についての再問にお答えをいたします。
 日本の教科書は、現在民間の教科書会社が編集しております。そして、文部科学省の検定を得て子どもたちに届くというものでございます。特に歴史分野におきましては、国民としての自覚を育て、国際協調の精神を養い、歴史を公正に判断する能力を育てると、これを目標として中学校の学習指導要領にこのように示されております。教育目標が達成できますように、適正、公正をひとつモットーに、本当に適正な採択に向けまして全力を傾けて取り組んでまいりたいと。そして、市民をはじめ国民の信頼にこたえられるようにと努めてまいる所存ですので、ひとつご理解、ご支援のほどをよろしくお願いを申し上げます。

○議長(福本匡志君) 有村國俊君。

◆6番(有村國俊君) ところで、東京都や愛媛県の教育委員会などでは、前回学習指導要領に最も適している教科書を採択したと、先ほどの教育長のご答弁でも学習指導要領に最も適した、それの目標に準拠した教科書を選んでいきたいということでございますけれども、教科書は、そういった国の定める学習指導要領の目標に最も適合度の高いものを選ぶべきとする、東京都や教育委員会のこの方針が実は最も正論だと私は思っております。教育長もこの方針でお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(福本匡志君) 教育長。
             〔教育長 堀 徳治君 登壇〕

◎教育長(堀徳治君) お答えをいたします。
 先ほども回答を申し上げましたように、この教科書の採択については、この採択の最初にもご説明申し上げましたように、ルールにのっとって、あくまでもそのように実施していきたいと。一生懸命とにかく公正、適正、これをモットーに取り組んでまいりたいと、このように思いますので、ひとつご理解のほどをよろしくお願いをいたします。

○議長(福本匡志君) 有村國俊君。

◆6番(有村國俊君) ただいま教育長からご答弁いただきましたが、どうして学習指導要領に最も適した教科書、それが最も正論だというふうにご発言を賜りたかったんですけれども、そのように今お答えいただけなかったのは非常に残念でございます。やはり確固たる信念を持って、行政は責任を持って学習指導要領に基づいて、徹底的にそれに合致するものを選ぶというふうに、ぜひお考えいただきたいと思います。

 本市では、4年前に東京書籍の教科書が採択されております。4年前の中谷議員による議会質問に対して教育長のご答弁では、採択した東京書籍の教科書が我が国の歴史に対する愛情などを養うものであると強く確信をいたしておりますとおっしゃいました。実はこの東京書籍の教科書の中身について、日本政策研究センターなどは次のように問題提起をしております。紹介しますと、古代史から近代史に至るまで、日本や天皇、政府が巧妙におとしめられるか、批判の対象とされる。一方で、中国や韓国や少数民族が尊重され、過大に取り扱われていて、そこには権力は悪で民衆は善、日本は悪で中国、韓国は善とでも言うかのような固定観念がうかがえると述べています。

 具体的に申し上げますと、日本に攻め入った元寇の部分では、モンゴルの皇帝フビライは登場するけれども、これを阻止するために努力した日本側の北条時宗は一切記述がされていないそうです。そして、豊臣秀吉の朝鮮出兵に対して、朝鮮側の李瞬臣を朝鮮を救った英雄として紹介文を入れてカラーの銅像写真まで載せていること。また、日本の歴史上の人物も多数削っていまして、例えば菅原道真、柿本人麻呂、二宮尊徳、吉田松陰、勝海舟、東郷平八郎などは全く出ていませんし、特にここは大事なんですけれども、明治天皇、昭和天皇については、明治と昭和を抜いてお二人とも天皇のみという抽象的な表現でございます。さらに、広島の原爆投下については、悪いのはあくまで日本というような、原爆投下容認論にもつながる大変危険な内容となっているそうです。

 現在もこの教科書で本市の中学生は学習をしておりますが、本当に指導要領に定める我が国の歴史に対する愛情が確実に子どもたちに養えているのでしょうか。残念ながら、養えていないのが本当のところではないでしょうか。これでは困るんです。実は、教育長ご自身もこの結果を大変心配しておられると思います。どうでしょうか、このことについてご見解を賜りたいと思います。

○議長(福本匡志君) 回答を求めます。
 教育長。

             〔教育長 堀 徳治君 登壇〕
◎教育長(堀徳治君) ただいま有村議員からるるご説明をいただいたわけでございますけども、参考として十分お聞かせいただいて、教科書選定に一生懸命取り組んでまいりたいと、このように思いますので、ひとつご理解をよろしくお願いいたします。

○議長(福本匡志君) 有村國俊君。

◆6番(有村國俊君) 教育長、本当に何度も何度もあれで、答弁に立っていただいて全く恐縮でございますけれども、これは実は議会の中でのやりとりだけではなくて、実は国内全体の問題でございまして、今私が言った事実、こういうふうに言われてることに対して、もう一度大人たちが正面を向いてしっかりと腰を据えて、足を地につけて教育をしていきたいなあというふうに考えておりますんで、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

 現在、市立図書館で採択候補の全教科所を閲覧することとして、今八幡の市立図書館で展示がされています。ぜひ興味のある方は一度赴きいただきまして、しっかりと確かな目で見ていただいてご判断を賜りたいと思います。7月3日まで教科書の閲覧ができますので、よろしくお願いしたいと思います。

 次に、2点目の国旗についてですけれども、国旗、日の丸といえば、国歌、君が代となるわけでございますが、ことし3月の中学校の卒業式の国歌斉唱について教育長は、「生徒は力いっぱいの声で3校とも国歌を斉唱した」という力強いご答弁を賜りました。ところが、翌月の小学校の入学式に議員が方々の小学校に来賓として赴きましたが、残念なことに校歌は歌えても、国歌は斉唱できた児童はどこの小学校も見当たらなかったとお聞きしております。これも音楽の学習指導要領では、国歌、君が代はいずれの学年においても指導することと明確に定めていますが、子どもたちが実際歌えないということは、実際は学校では指導されていないのではないでしょうか。事実をお伺いしたいと思います。

○議長(福本匡志君) 回答を求めます。
 教育長。
             〔教育長 堀 徳治君 登壇〕
◎教育長(堀徳治君) 有村議員の国旗、国歌についての再問にお答えをいたします。
 まず、国旗は国歌とともに国家を象徴するものでありまして、その国の歴史や理想をあらわしたものであると、このように認識をいたしております。国旗と国歌はいずれの国も持っておりまして、オリンピックや、それからサッカーワールドカップの応援とか、それからまた表彰式などで国旗が掲揚され、国歌が斉唱されるということでございます。

 平成11年に国旗、国歌法が制定されまして、日の丸は国旗であるということがもう定められております。現在の学習指導要領によりますと、小学校社会科、中学校の社会科、それから公民的分野の中で国家間の相互の主権の尊重と協力と、この関連で国旗及び国歌の意義並びにそれらを相互に尊重することが国際的な礼儀であると、このように理解させ、それを尊重する態度を育てるよう配慮することと、このように示されております。

 小学校、中学校、高等学校では、特別活動の中で入学式や卒業式などにおいてはその意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに国歌を斉唱するよう指導すると、このようにあります。中学校では、あるいはまた卒業式のときには国歌斉唱がしっかり歌えたけれども、入学式がだめだと、歌えてないと、声が出てないというご指摘をいただいたわけでございますが、それにつきましては、校長を通して、また担当を通してちゃんとしっかり指導するようにと、平素そのように各学校には指示をいたしておるわけでございますけども、いま一度調査をいたしまして、そういうことのないように、とにかく今の意義をもう一度校長を中心に学校で確認するということで強く進めてまいりたいと、このように思いますので、ひとつご理解のほどをよろしくお願いをいたします。

○議長(福本匡志君) 有村國俊君。

◆6番(有村國俊君) 文部科学大臣中山さんなんですけれども、国歌斉唱についてどこの国でも国歌に敬意を払う、これは学校で子どもたちにそれを教えることは教師として当然のことだと述べられておりますし、学校現場での指導は徹底するように国の方も求めています。小学校の子どもたちがピアノの伴奏のもとに国歌を全員で歌えるようになるのはいつごろと予想されていますか、努力目標をお伺いしたいと思いますが。私は、やる気があったら来年の3月卒業式と入学式、できると思いますが、どうでしょうか。

○議長(福本匡志君) 回答を求めます。
 教育長。
             〔教育長 堀 徳治君 登壇〕
◎教育長(堀徳治君) お答えをいたします。
 現在もその都度一生懸命国歌斉唱についていろいろ指導をしているわけでございますので、これからさらに強めてまいりたいと。目標、はっきりとはいつという約束は難しいんですけども、とりあえず早急に次回のいわゆる校長会ですね、きょうのこの議会の様子についてもそれぞれ校長あたりや、また各学校の教員も見てるんじゃないかということで、さらにこれを機会に頑張ってまいりたいと、このように思いますので、ひとつご理解をお願いいたします。

○議長(福本匡志君) 有村國俊君。

◆6番(有村國俊君) 国歌斉唱は特定のイデオロギーとか、道徳とかを教えるものではないわけなんです。教育委員会もそのことをしっかりと学校現場に認識してもらえるように指導をしてもらいたいと思います。来年の卒業式、入学式、中学校の方は歌えてるようですけども、小学校の方、ぜひまたよろしくお願いしたいと思います。

 けさ創政会の前出幸久議員から創政会の会議でお伺いしたんですが、お孫さんがアメリカにおられます。けさお孫さんにアメリカの国歌歌えるかと言ったところ、胸に手を当てて歌ったらしいんです、英語で。日本人がですよ、アメリカの国歌を斉唱したんです、1年生ですって。それ聞いて、我々創政会みんなびっくりして、びっくりしてというか、拍手したわけなんですけれども。そういったことで、日本だけ世界と常識外れになっている、世界の国々は小学校1年から国歌が歌えます。この現実をしっかりととらえていただきたいなあと。通達を、ご指導を学校の方にしていただきたいなあと思います。よろしくお願いしたいと思います。

 3点目に、性教育についてですけれども、ある保護者のコメントを紹介します。この記述には、上の子のときよりも下の子の方が性教育が過激になっているように思いますと、このままではうちの子どもが心配ですと、女の方なんですけれどもコメントを調査表に寄せられておられます。これは正直な保護者の気持ちだと思います。文部科学省の定める性教育の基本指針では、要するに保護者や地域の理解を得た上で性教育を行っているのかどうか、去年のこのある小学校の行いは、本当に保護者の了解を得て、大多数の賛成を得て男女の性器を教えていたのか、お伺いしたいと思います。

○議長(福本匡志君) 回答を求めます。
 教育長。
             〔教育長 堀 徳治君 登壇〕
◎教育長(堀徳治君) 有村議員の性教育についての再問にお答えをいたします。
 議員のご指摘の点についてでございますが、具体的な性交のことを教えているのではないと、低学年の場合です。実は、昨日も夜遅くまでそれぞれできる限り学校の実態をつかみたいということで、さらにいろいろ調査してみたんですけども、ある資料がありましたので、その資料に基づいてちょっと個人的ではありましたけども、直接携わっている先生にお尋ねしたわけです。

 その中で、低学年におきましては、具体的に低学年で性交というのを教えてるのはどうかという疑いがございましたので、そのことについて大変気にかかりまして、そして調査した結果、きのうの時点では、実は特に低学年のところでは具体的に性交ということを教えてはおりませんと。それじゃあどういうぐあいに教えてるんですかって言ったら、精子と卵子という言葉のかわりに、そのかわりにいわゆる命のもとと、こういう表現をしてると。お父さん、お母さんから命のもとをもらって、もとによっていわゆる命をもらった、こういう表現をして教えてるんだということです。そのような回答もあったわけでございます。そして、その命の大切さについて指導してるんだと、そのように私も把握しているわけでございます。どこで間違って1年生か2年生の段階で性交というそんなことを教えたのかということをちょっと、ちょっとというか大変気がかりでございましたので調べてみたら、直接そういう表現はしてませんと、こういう答えが実は返ってきたということで、今ご報告させていただいているわけでございますけども。

 しかし、全市的に調査を行って、そのようなことが、まだ全部調べているわけではございませんので、これから調査をして、万一そういうことがありましたら、ひとつ対処をしていきたいと、こういうつもりでございます。

 1、2年生での性教育の内容につきましては、全国的な課題でもありまして、年齢での理解を考えながら検討していかなくてはならないと、このように思っておる次第でございます。今後、文部科学省や県教育委員会の指導をですね、これを受けながら性教育部会等を通じて教材の検討を重ねながら保護者や地域の理解を得て進めていきたいと、このように今強く感じているわけでございます。ご理解、ご支援のほどをよろしくお願いをいたします。

○議長(福本匡志君) 有村國俊君。

◆6番(有村國俊君) ただいま教育長のご答弁の中で少し疑問に思うことがありまして、本市では、性交については実は小学校2年生から教えてるというふうに保護者に対する学級通信のビラ、チラシにそのように書かれて、保護者に理解を求めておられます。ことしの1月です。持ってます。これはある小学校の先生の指導計画書です。小学校2年で既に男女の性器、それから性交、これは教えるとすると、もう書いてあるんです。実際なされてたんです。教育長、これ大変問題ですよね。多分ご存じなかったから先ほどの答弁だと思うんですけれども。全国どこの小・中学校の教科書にも性交なんて言葉は一切載ってないわけで、小学校2年生の子どもの段階でどう考えても私早過ぎるなあと思うんです。私も小学校1年生の女の子がいるんですけれども、1足す1は2とか、2足す3は幾つとか、そういうのを一生懸命頑張って学んでるんです、幾つやろうなあとか言いながら。そんな、こんな小さい女の子に男女の性器だとか、性交とか、とても文部科学省が言うような発達段階からの受容力の低さからいえば問題があると国の方も言ってるわけですので、ぜひこういうのは学習指導要領に当然合致してないわけですので、本市では国の方針と異なる指導を子どもたちにしてきたと言わざるを得ない状況の中で、その責任は一体だれが負うのか。私たちは本当に子どもが心配です。だから、だれが悪いとか、そういうことではなくて、今後はこれらを改めて、発達段階に応じて性教育をきちんと行っていただきたいと望んでおりますので、現場に対する教育長の指導方針をちょっとお聞かせいただきたいと思います。

○議長(福本匡志君) 回答を求めます。
 教育長。
             〔教育長 堀 徳治君 登壇〕
◎教育長(堀徳治君) お答えをいたします。
 それぞれ学校現場におきまして性教育に取り組んでいる教員は、学校外にあふれる性情報から子どもをどう守ることができるかと、そして子どもにどう対応する力をつけていくのかということを考えながら、先生方は試行錯誤を続けているところでございます。しかし、マスコミ報道等にあります行き過ぎた性教育については、そのようなことにならないように、今後きめ細かな工夫と配慮が必要であると、このように考えております。

 今、大きなこの時代の変化の中にありまして、価値観そのものが揺らぎつつあります。そんな中におきまして、不易と流行と申しますか、大切にすべき普遍的な価値観があります。氾濫する性教育情報の中、みずからの判断で生きる力を誤ることのないように、豊かな心と、それから生きる力を培い、はぐくみ、さらには発達段階を踏まえながら教育相談の充実など行いまして、きめ細やかな工夫と配慮を怠らないように指導をしていかなければならないと、このように考えております。

 また、学校保健会、学校保健委員会や保護者会等における専門的な意見や保護者、地域のご意見を参考にしながら、地域社会の実態に合わせた保護者等の十分な理解を深めた、これからひとつ実のある性教育に取り組んでまいりたいと、このように考えてる次第でございますので、どうかひとつご支援賜りますようによろしくお願いをいたします。

○議長(福本匡志君) 有村國俊君。

◆6番(有村國俊君) ただいま教育長からいろんなこと、例えば歴史教科書の件ですとか、それから国旗、国歌の重要性ですとか、性教育について今後の改善点ですとか、いろいろ伺いましたが、すべて国の定める学習指導要領に基づいて、私は最も適合した言い方をきょうはさせていただきました。ですから、これら3点について、教育長ご自身がどのようにご所見をお持ちなのかなあと、できれば教育長もこういったことについて非常に大変危惧されているし、また心配もされているし、子どもたちのことを真剣に考えておられる方ですので、これからの八幡のこの教育のあり方についてご所見を賜りたいと思います。この3点にかんがみてお話をいただきたいなあと、よろしくお願いします。

○議長(福本匡志君) 回答を求めます。
 教育長。
             〔教育長 堀 徳治君 登壇〕
◎教育長(堀徳治君) お答えをいたします。
 教科書問題、選択については、これはちゃんとそういう審議会、それから研究部会ができまして、会議も何回か持って、皆さんでとにかく国民の信頼にこたえられるようにしっかりと教科書を選択していきたいということをみんなで申し合わせておりますので、その方向で、先ほどから何度も申し上げてますように、一生懸命取り組んでまいりたいと、教科書についても十分研究をしてやってまいりたいと、このように思うところでございます。

 それから、国旗、国歌につきましては、これはもう私の心情としては、もう以前からとにかくこれは、そして教育長になったときから、これは改善していかないかんと。国旗が揚がり、国歌が卒業式、入学式で歌われると、しかもピアノの伴奏ですね、そういうものでしっかりと歌ってほしいと。これは私は子どものころによみがえってるわけです。小学校最初に入ったころに、その歌い方、君が代、今でも覚えてるのは、「さざれ石の」というところございますね、そこで息が続かんので、「さざれ」で切って「石の」と、こうつないだわけです。そこでひどく先生にしかられまして、「さざれ石の」と続けて歌わんかという、そういう歌い方まで教わったという記憶が残っておりますので、これ今でもちゃんと頭の中にあるわけです。君が代についても、そういう私は信念を持っていますので、ぜひ有村議員のおっしゃるように、自分の腹づもりとしてはできるだけ早い機会の入学式、卒業式にそのようにならないかということを自分ながらに願っているというところでございます。

 それから、この性教育の問題ですけども、正直言って私はもう性教育は受けてないわけです。性教育の性もなしで、そしてもう私のころは男女は別々と、7歳にして席を同じゅうせずという時代に育ちまして、そんなことは今思ってませんけど。女の子と話をするだけで教務室に呼ばれて、下手をするとあしたから休めと、停学を食うと、こういう時代に育ってきたわけです。戦後がらっと時代が変わったんですけども、申しわけないですけども、いまだに性教育というものをどのように進めていくのかということを自分自身も非常に試行錯誤というか、そういう気持ちがあるわけでございます。だから、気持ちの上では、やはりもっと私の気持ちとしてはそのことよりももっと、今最後に申し上げましたように、心の教育です。そういう世の中、例えばそういうもの、性が氾濫しましても、それに打ちかつだけのやはり精神力を、いわゆる生きる力です。これをはぐくんでやりたいと、このように思うんです。

 私ちょうど学生時代、ちょうどそういう興味のある年齢のときに大学の教授から、おまえなあ、とにかく一遍いろんな性に関する、そして今氾濫している週刊誌とかそういうものを一遍読むだけ読んでみよと、もう嫌というほど一遍読んでみなさいと、そのうち飽きがきて、そして自分の考え方が決まるだろうというようなことを実際教わったことがあるわけです。私も実行してみて、実際はこんなん初めからもうこんなんあかんわ、興味なしで、そういう生き方求めなかったわけですけども、やはりそういうものに勝つ力、そういうものをぜひつけてやりたいと、こういうぐあいに性教育については特に思うところでございますので。

 それから、もう一つ、個人的には大きくなっていきますと、やはりいろいろな悩みを持つわけです。友達はあるのに私はないのはどうしてだろうかとか、だれに相談していいかわからん、あるいは途中でとまってしまったらどうだろうかとか、女の子の場合でしたらそういう悩みはいっぱいあるわけです。それをやはり学校の中で、これは担任の先生はだめなんです。担任の先生はそんなこと言うていったらこの子は、昔の話でね、もうそんな話ししたらいかんですけども、10年か20年昔の話をしてるんですけど、そのとき私考えたのは、そんな担任の先生とかは調査しても、絶対調査しても応じないわけです、子どもたちは行かない。どこ行くかといいますと、やはり最も成績に関係のない、行動とかそういうものに関係のない先生を捜すわけ、そういう先生がやはり欲しいと、学校で。本当にいろんな相談する、いろんなことを、親に相談できないことでも相談できる、だれにも相談できない相談をしてくれる先生と、こういうものを求めているように思いますので、そういう面にも将来的に力を入れていきたいと、このように思うわけですけども。ひとつご理解のほどをよろしくお願いをいたします。

○議長(福本匡志君) 有村國俊君。

◆6番(有村國俊君) きょうは大きく3点について質問をいたしました。私が期待した答えは、当たりさわりのない回答ではなくて、本当に子どもたちを愛するからこそ、凛とした、しっかりとした考えをがちっと教育長から述べていただければなあと期待をしてきょう質問のこの席に立たさせていただきました。議会だから言えること、言えないこともいっぱいあるようにご推察申し上げるわけですけれども、ぜひ教育長、これから学校行政、行政もそうですけれども、一丸となってよい子どもたちを育てるためにご努力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 先週発表されました内閣府の世論調査によりますと、これからの学校教育に国を愛する気持ちを子どもたちにもっとはぐくむ、育てる必要性があるとした回答が全国で8割を超えたそうです。国づくりは人づくり、人づくりは教育こそとして、近江八幡市の子どもたちが凛とした志と誇りを備えて、将来自信と希望を持って健全に育つことを期待いたしまして私の質問を終わります。ありがとうございました。

○議長(福本匡志君) 以上で6番有村國俊君の個人質問を終わります。