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議会報告

平成20年12月議会質問

議事録


◆9番(有村國俊君) 高志会の有村です。
 本議会へ上程された近江八幡市総合発展計画に基づき、通告順を一部変更しますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 最初に、観光政策についてお伺いします。
 本市の観光は通過観光やスポット観光が大半であり、宿泊観光は約10%程度にとどまっております。自然と歴史資源、新たな資源の創出も図りながら観光を近江八幡市の産業の機軸に位置づけ、どのような振興を図っていくかお伺いいたします。
 観光施設がある程度進展したものの休息時間や物産販売店は必ずしも充足していない現状ですが、これらの充実は民間の参加協力のもとに整備、運営していく視点が求められております。
 議第154号では、指定管理者に近江八幡観光物産協会を定めています。観光物産協会の強化と自立支援をどのように指導していくか、あわせて議第145号の近江八幡市白雲館の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について経緯をお伺いいたします。
 長い歴史を経た人工河川の変成過程の八幡堀の整備については、何度も議会で取り上げられてまいりました。幸円橋から下流の護岸は矢板の剥離などが放置され、改修する見込みが立たないまま年月だけがたっております。上下流域を抱える自治会からは、観光客が集中する中心部だけが美しく整備されて嘆きの声さえ聞かれてまいります。下流流域の堀、それの整備進捗と水質の抜本的改善についてお伺いいたします。
 あわせて、商業道徳と倫理観を学ぶと同時に近江八幡市をCSR研究、人財育成の拠点として全国に発信するための商業博物館構想並びにインターナショナルビジネススクールの推進についてお伺いいたします。
 次に、教育関連について進めさせていただきます。
 議案に、岡山小学校と北里小学校の体育館の耐震化工事が計上されました。他学区を含めた今後の整備方針と時期、体育館以外の学校本体の耐震化工事着工見通しをお伺いいたします。並びに、岡山小学校区に入った小舟木エコ村の児童の安全な通学ルートの確保について見解を求めます。
 次に、食育という言葉は古くは明治時代の書物に使われています。明治31年に発行された石塚左玄氏の食物養生法と、明治36年に発行された村井弦斎氏の食道楽です。食物養生法では、学童を養育する人々はその家訓を厳しくして、体育、知育、才育はすなわち食育にあるべきとし、また食道楽では、まず知育よりも体育よりも一番大切な食育のことを研究しないのはうかつの至りだと述べており、知育、体育よりも食育が大切であると指摘しています。
 一方、日本の自給率は主要先進国の中で最低でございます。日本と同じように自給率の低い国は、戦争をしていて農業が行われない国、あるいは小さな島のために穀物の栽培が十分に行えないような国でしかない現状なのに、日本国内で残飯などとして捨てられる食べ物は年間2,000万トン、食料供給量の約4分の1にもなるそうで、金額では11兆円にも上ると言われております。何らかの理由で一たん輸入がとまってしまった場合には、日本は食料供給ができなくなってしまいます。国連の会議出席者からは、食料が自給できていないなんて信じられない、よその国が日本への輸出をとめると言ってきたらどうするのだろうかという声さえ聞かれます。
 平成17年に食育基本法が国において制定されました。本市では、これまで学校給食などを通じて食への感謝の念の涵養と理解、地域農産物の利用などにできるだけ努めていきたいとしてきました。引き続き、これからも食育基本法の基本理念に沿って、学校も保健、福祉、農林水産業等の総合的な観点から取り組む必要があります。今後の具体的な計画をお示しいただきたいと存じます。
 次に、活気あふれる近江八幡についてお伺いします。
 滋賀県は、これからも流入人口がふえる試算結果が出ております。家やマンションなどの住宅増加率が平成5年から平成10年の間に17%もアップして全国1位となり、大学生の増加率は平成9年から平成14年の間に69.3%アップして、これも全国1位、人口増加率も平成7年から平成12年の間に4.3%アップとなり、これも全国1位でございました。滋賀県に移り住む方々が圧倒的に多いということになります。
 一方、県内の事情はどうかと思い調査した結果、合併効果を除き平成8年から平成20年までの間で人口が一番伸びていないのが残念ながらこの近江八幡市で、かつその数値は県全体の平均増加率にもおぼつかない状況でございます。
 人口増加施策はとても大事で、自治体のバロメーターであると言われている中で、本市の人口をどのようにとらえて増加施策を講じていくかお伺いいたします。
 次に、道路政策についてですが、これまで道路の諸課題に関してさまざまな質問をしてまいりました。活力ある地域づくりを推進する上で、市民生活と経済、産業、社会活動を支える最も基礎的かつ重要な社会資本であるというふうに信じております。より推進するための豊かな明るい道路整備の指針をお伺いいたします。
 最後に、第1クリーンセンターは機能を果たさなくなり約3年がたとうとしております。お聞きしたいことが山ほどありますが、1点に絞ってお伺いいたします。
 約30年前の建設当時、建設合意に至った地元関係者と当局との約束は、数十年後し尿処理場としての機能が終了した時点で施設を解体して更地にするという大切な約束でございましたが、諸般の事情から積みかえ中継所としてあと3年だけ延長して使用させてほしいという当局からの申し入れに対して地元関係者は幾度も協議を重ね、結果当局との約束が3年後に果たされることを願い、信頼して引き続き中継所として利用されることをのんだのであります。来年3月末で約束の3カ年が終わります。し尿中継所のこれからについてお伺いいたします。
 初問は以上です。
○議長(川村裕治君) 当局の回答を求めます。
 市長冨士谷英正君。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正君) おはようございます、皆さん。
 有村議員の4点にわたります質問のうち、活気あふれる近江八幡、人口増加施策についてに対しますお答えを申し上げたいと存じます。
 まず、活気あふれる近江八幡、また次世代へつなげるまちづくりを目指すためには、一定の人口増加施策が重要であると思っておるところであります。
 当市の人口につきましては、平成10年から平成20年までの間1,448人と微増ながら増加しておりますが、今後日本の総人口自体が減少する中で少子・高齢化が一層進むことにより、町の活気が薄れるとともに、この地方自治体におきまして税収減やあるいは社会保障の歳出増加と厳しい状況が予測されるところであります。地域コミュニティーにおきましても、住民の高齢化や減少により、地域住民の互助で補っていた地域社会の機能維持がさらに難しくなることが考えられます。
 今後なお一層の地方分権が進み、地域間競争の時代におけます人口増加施策は、強い基礎自治体の構築だけでなく町の発展や活気、あるいは活力に不可欠でありますが、ただ単に人口をふやすのではなく、地域におけます労働力の確保という視点から生産年齢層をターゲットにおいた政策として取り組んでいく必要がさらにあると考えているところであります。
 また、本市におきましては、各学区単位におけます人口のばらつきもありますので、今後は市域の均衡を図るような人口動態の誘導も図らねばならないとも考えてるところでもございます。  なお、急激な人口増により新たに資本投下が生じることは、自治体経営の面からすればマイナスとなることも考えられますことから、既存のインフラを最大限活用しながら将来ビジョンをしっかりと持った戦略的な人口増加を誘導する取り組みが必要であると考えているところであります。
 先ほど議員もおっしゃったように、人口は住みやすさによりますバロメーターであると言われる中、住みやすい環境を整えてだれもが安心して生活のできる、また住みたくなるように町の魅力を高めることが人口増加の施策の基本であると理解しておりますので、ぜひご理解をいただきたいと存じます。
○議長(川村裕治君) 当局の回答を求めます。
 市民部長大森喜三君。
             〔市民部長 大森喜三君 登壇〕
◎市民部長(大森喜三君) 有村議員の第1クリーンセンターに係りますし尿及び浄化槽汚泥の積みかえ中継所利用の見通しにつきまして、お答えを申し上げます。
 この件につきましては、さきの6月議会でもお答えをいたしておりますが、平成18年4月から八日市布引ライフ組合立衛生センターでのし尿等の処理委託を行うに際し、東近江市内の処理施設の周辺自治会から台数制限の問題が提起をされまして10トンバキュームカーへの積みかえが必要となり、現在では平成21年3月末日まで第1クリーンセンターを積みかえ中継基地として利用しているところでございます。
 また、八日市布引ライフ組合立衛生センターでのし尿等の処理につきましては、平成37年度末までの委託契約を締結をしておりまして、この間中継基地が必要となってまいります。
 本市の平成20年4月現在の下水道普及率は62.4%でありまして、残る37.6%の市民の方々のし尿及び浄化槽汚泥の処理は今後も引き続き対応しなければなりません。
 また、し尿等の処理方法の一つといたしまして、湖南中部流域下水道への投入による処理について滋賀県へ要望しておりますが、早急な対応が望めない状況がございます。
 また、今日まで積みかえ中継基地の条件を満たす候補地を数カ所に限定し、関係自治会等に事前確認を行ってまいりましたが、工事物の設置や進入道路等の問題から承諾が得られませんでした。
 このような中で、これらの条件等を充足させる中継基地の候補地の選定には困難な状況にありまして、第1クリーンセンターを引き続きし尿等の積みかえ中継基地として使用をいたしたく関係自治会等にお願いをいたしておるところでございまして、平成21年3月末までに関係自治会等と協議を進めてまいりたいと考えております。
 なお、中継基地としての継続使用の期間につきましては、関係自治会等と協議をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。
○議長(川村裕治君) 当局の回答を求めます。
 健康福祉部長木村隆巳君。
             〔健康福祉部長 木村隆巳君 登壇〕
◎健康福祉部長(木村隆巳君) 食育推進のご質問にお答えをいたします。
 国におきましては、平成17年に食育基本法を制定され食育推進基本計画を策定して、食育を総合的、計画的に推進されております。また、県におきましても、平成19年8月に滋賀県食育推進計画を策定されております。
 本市におきましても、平成18年度、平成19年度の2カ年をかけまして、農政課、幼児課、学校教育課、健康推進課が共同で食育推進計画を策定いたしました。
 この計画が目指しますものは4点ございます。1つ目には、乳幼児期から高齢期まですべての年代におきまして望ましい食習慣を身につけ、生涯健康で過ごすこと。2つ目に、地域の特性を生かし地産地消を推進すること。3つ目に、豊かな自然を大切にするよう努めること。4つ目に、食育を推進する社会環境をつくることです。
 そして、具体的には5年後の平成24年を目標年として、例えば朝食を欠食する市民の割合が小学5年生は現在5.8%ですがそれをゼロ%に、また食育バランスガイドなどを参考に食生活を送っている40歳代の市民の割合が21%の現状を平成24年には60%に、さらには内臓脂肪症候群を認知している40から60歳代の市民の割合が50%である現状を80%まで引き上げるなどの設定を行いました。
 実施に向けましては、まず行政を初め関係機関や地域、そして家庭がそれぞれの役割を分担して食育推進体制をとっています。そして、市で養成した31名の方の食育ボランティアとともに、食に関する取り組みを行っております。
 取り組みの内容につきましては、今年度市内のすべての保育所と幼稚園の4歳から5歳児を対象に、御飯が炊けるまでとみそ汁をつくってだしの味を味わうという取り組みを食育ボランティアと健康推進課、幼児課、学校教育課の管理栄養士がともに実施してまいりました。今後も食育ボランティアとともに継続的な取り組みとして実施してまいります。
 次に、市民啓発としましては、6月の食育月間には食に関する関心と理解を深め食生活の改善を推進するため、市の広報の6月中旬号に食育推進計画の概要を掲載いたしました。
 また、19日は食育の日と定めており、これをPRするため健康推進員の協力を得て、市内スーパー等で啓発を実施しております。さらに、11月に開催いたしました健康フェスティバルにおきましては、食育コーナーを出展し広く市民の皆様に食育の大切さを啓発いたしました。
 食育は人のすべてのライフステージにわたって大変重要なことであり、今後は小・中学生を対象とした活動への展開も考えながら関係課と連携し、ともに食育推進を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(川村裕治君) 当局の回答を求めます。
 都市産業部長田中栄祐君。
             〔都市産業部長 田中栄祐君 登壇〕
◎都市産業部長(田中栄祐君) 有村議員の八幡堀の整備進捗についてのご質問にお答えいたします。
 まず、上下流域の整備につきましては、さきの6月議会にもお答えをさせていただきましたが、県事業として開始に向けての模索をしていただいておりまして、市といたしましても地元の意向も踏まえまして整備方針を決め、県と協議を重ねていきたいと考えております。
 こうした中、本年10月には、滋賀県が安全な県土基盤づくり、河川改修事業でございますが、県土基盤づくりに向けまして、滋賀県中・長期整備実施河川の検討結果が発表されております。これは、治水事業を推進するため、おおむね今後20年の整備を実施する優先度をランクづけされたものでございます。国の補助事業や総額5億円以上の県単独事業を対象にしたものでございまして、本市では、日野川、蛇砂川、三明川、長命寺川が上位にランクづけされております。
 しかし、同じ一級河川でも八幡川のように維持管理が必要なものや、災害復旧などの緊急的な対応を必要とする河川は含まれておりませんが、治水上必要となる箇所についてはランク分けにかかわらず対応していくということになっております。
 市といたしましても、貴重な財産でございます八幡堀をきれいなままで次世代に引き継ぐためにも、改修に向けまして継続した要望をしてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
 続きまして、豊かで安全な道路整備についてのご質問にお答えをいたします。
 近江八幡のすべての人々が豊かで安全な生活を送り都市機能の強化を図るためにも、道路整備は重要な役割を果たしていくものと考えております。
 また、本市が中核都市として機能するため道路整備は基本となるものでございまして、都市機能を形成する主要道路や幹線道路の整備に努めていかなくてはならないと考えております。
 そこで現在、市内の都市計画街路の整備状況につきましては、約4割が未整備となっておりまして、長年にわたって整備が進んでいない路線もございます。今後は、将来的な社会情勢や地域性を考えると、路線によっては見直しする必要があるとも考えております。
 また、県が平成20年度からおよそ10年間に整備する道路計画を策定し、ことし8月に出されました滋賀県道路整備アクションプログラム2008、それにおきましては各路線の道路改良が明記されております。この整備計画との整合性も図っていく必要があると考えております。
 一方では、現在広域的な取り組みといたしまして蒲生スマートインターの計画が進んでおります。本市におきましても、国道8号からのアクセス道路の整備が必要になってくると考えております。
 本市にとって必要な道路と優先度を今後も検討していく必要があり、国、県、近隣市町とも連携をとりながら推進していく必要があると考えております。
 ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたしまして、回答とさせていただきます。
○議長(川村裕治君) 当局の回答を求めます。
 都市産業部理事松木喜代司君。
             〔都市産業部理事 松木喜代司君 登壇〕
◎都市産業部理事(松木喜代司君) それでは、観光振興につきましてのご質問にお答えをさせていただきます。
 まず、観光を市の産業の機軸に位置づけどのように振興を図っていくのかとのご質問ですが、観光産業はさまざまな分野の業種と深く関連するすそ野の広い総合産業であり、その振興を図ることは地域経済に及ぼす影響や新たな雇用を生み出すといった経済面ばかりだけでなく、住民が地域の歴史や文化を再確認し、その魅力に対する誇りや愛着に気づくという側面も持ち合わせています。
 本市の観光資源は歴史的、文化的なものが市民の生活に根差した形で数多く存在するほか、琵琶湖、水郷といった豊かな自然などさまざまな要素が訪れる観光客を増加させ魅了していると言えます。
 また、今年10月30日にラムサール条約登録湿地として西の湖、長命寺川が追加登録されたことにより、この地区への注目度はかなり高まり新たな観光資源としての期待が持たれます。
 今後とも、本市に埋もれている観光資源の発掘と創造に努め、既存資源とも組み合わせながら、さらに魅力ある観光の発展を図り本市産業の基軸となるよう進めたいと考えます。
 次に、観光物産協会の強化と自立支援をどのように指導していくかということでございますが、観光物産協会は会員数が約220名であり、事務局は主任1名、嘱託職員1名、観光案内所等の臨時職員が6名の体制であります。  協会における物産収益事業としては、近江八幡の特産品を中心とした物産販売や休日の臨時観光駐車場の運営などの拡大を図り、さらなる自主財源の増加を図っていただいております。
 一方、観光振興面におきましては、特にマスコミ取材対応や旅行会社等への情報発信を積極的に展開され各方面からの信頼度も厚く、観光物産協会は近江八幡の知名度アップに大きく貢献していただいております。
 また、協会が主催する長命寺コンサートやはちまん堀まつりなどのイベントにおけるアンケートからも、多くの観光客に近江八幡に来てよかったと満足をいただいております。
 近江八幡といえば観光と認識される当市にとって、観光物産協会の貢献度、存在感はまことに大きく、さらなる自立に向けて引き続き支援を続けてまいりたいと考えております。
 続きまして、議第145号白雲館の条例改正についてですが、今回の改正は白雲館2階の多目的ホールの使用について、市民の使用料金と市外居住者等の使用料金の区分を撤廃し、市外居住者等もより利用しやすい料金体制にして白雲館の利用促進を図るものです。
 白雲館については、近江八幡市の観光の中心地に存在しており、全国から訪れられる多くの観光客の目に触れることから、2階多目的ホールはギャラリーとして近隣市町の方々からも多くのご利用をいただいており、今回料金体制を見直して白雲館の利用促進を図ることにより、観光客が気軽に立ち寄れる作品展等の開催がふえ観光客へのサービス向上にもつながると考え、条例の改正を提案をさせていただいた次第です。
 最後に、商業博物館並びにインターナショナルビジネススクールについてのご質問についてお答えをさせていただきます。
 議員がご承知のように、この構想につきましては昭和50年に近江八幡青年会議所が提起され、県の賛同を得まして昭和56年に商業博物館構想に関する報告書としてまとめられております。また、昭和59年にインターナショナルビジネススクール構想がまとめられました。平成5年には、県が設置するAKINDO事業長期構想検討委員会からの施設構想の提言がなされました。
 本市といたしましては、平成18年8月にも県へ要望をいたしておりますが、残念ながら県において具体的な事業実施に至っておらず今日を迎えているのが実情でございます。
 昨今の経済財政事情により、地方自治体においても非常に厳しい財政運営を強いられてるところでございますが、今後もこの構想の実現に向け、滋賀県を初め関係機関に働きかけてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。
○議長(川村裕治君) 当局の回答を求めます。
 教育部長村田正美君。
             〔教育部長 村田正美君 登壇〕
◎教育部長(村田正美君) 有村議員の教育関連のご質問のうち、まず学校の耐震化整備についてお答えをさせていただきます。
 岡山小学校並びに北里小学校の体育館につきましては、両施設とも構造耐震指標、いわゆるIs値が0.3未満でございます。本年6月に施行されました地震防災対策特別措置法の一部を改正する法律のかさ上げ補助制度を活用するため、本議会で耐震化工事の予算化をお願いするものでございます。
 工事内容につきましては、構造体の補強工事はもちろん、耐震関連の補助対象工事として屋根、外壁、床並びに照明設備等の改修も予定をしております。
 次に、その他の学校施設の耐震化工事ですが、金田小学校北校舎、桐原小学校東校舎、八幡中学校体育館につきましてはIs値が0.3未満であり、その緊急性から財政面も考慮に入れながら改築、補強の耐震化指標の比較検討を行い、平成22年度までに耐震化を完成する予定でございます。
 また、桐原小学校西校舎、岡山小学校校舎、島小学校校舎につきましてはIs値が0.3以上でありますが、耐震性に問題があることから早期に耐震化ができるよう予算面や耐震化指標等を含め検討してまいります。  なお、市内の公立小・中学校の耐震診断結果につきましては、本年中に公表できるよう現在事務手続を進めているところでございます。
 続きまして、エコ村居住の児童・生徒の通学路のご質問にお答えをさせていただきます。  現在、一戸建て分譲住宅が建設中の小舟木エコ村から岡山小学校へは、この2学期から4名の児童が通学を始めております。
 子どもたちは、まず主要地方道大津能登川長浜線をコンビニ側に横断します。その後、県道大房東横関線を大津方面側に再び横断して、主要地方道大津能登川長浜線沿いの歩道を大津方面に300メートルほど進み右折して、桜並木のある旧道を岡山小学校に直進する通学路を利用しています。
 この通学路の選定に当たっては、岡山小学校PTA役員の皆様と学校関係者が協議され、平成20年7月に届け出されています。その中には、安全対策への要望もあり、土木管理課により古くなった通学路表示板の取りかえや道路へのスクールゾーン標示等が実施されました。また、交通量の多い県道大房東横関線の横断歩道には、歩行者用の補助信号の設置要望を生活安全課から県公安委員会に提出をしていただいております。
 しかし、通学路の安全を守るためには、そこを利用されている地元の皆様の理解と協力が不可欠であろうと考えております。今後は、学校現場から地域の皆様に情報発信と啓発を行いながら、皆様とともに安全対策に努めてまいります。
 以上、回答とさせていただきます。
○議長(川村裕治君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 有村國俊君。
◆9番(有村國俊君) それでは、順番が一部変動いたしますが続けさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
 第1クリーンセンターは、本来の使用目的、機能の役割を終えて3年がたつので、そろそろ名称も一考していただきたいというふうに思っております。
 市民と行政は、信頼関係を構築することが何よりも大切なことです。この3年間地元関係者との約束を果たすべく努力してきたプロセスが問われようとしています。過ぎたるは及ばざるがごとしかもしれません。けれども、初年度からきちんと努力しなかった結果が問題解決に至らなかったことは否めない事実であり、双方にとってこんな不幸なことがあっては困ります。回答は求めませんけれども、これからそのあたりをしんしゃくしていただいて、引き続き地元関係者と協議を重ねていただいて解決に導けるお取り組みを希望するものであります。
 次に、教育に関連して、先ほどのご回答で小舟木エコ村横の県道大房東横関線の横断歩道に補助信号の設置要望を県公安委員会へ提出していただいておりますので、その後のフォローはどうかよろしくお願いいたします。
 次に、食育ですが、学校の歯科医が警鐘していることに興味深い話がありましたのでご紹介いたします。
 虫歯以上に子どもたちのかむ力が失われていることを心配されています。現代人が1回の食事でかむ回数は、弥生時代の6分の1、戦前と比べても半分以下と言われています。何より、よくかんで食べなさいなどとと言って聞かせる食のしつけがなくなったとも指摘しています。
 農業生産者の方々がどのような思いで、どのような作業をして、どのように作物をつくられているのか、そういった食への理解を得ることはこの上ない喜びでございます。引き続き、農政課、幼児課、学校教育課、健康推進課の庁内の横の連携、それと農業生産関係者とであらゆる観点から食育事業の推進を図っていただきたいとお願いをするものでございます。
 次に、活気あふれる近江八幡市に関連して、これまで人口が伸び悩んだ要因はさまざまでありますが、1つは近江八幡市宅地等開発指導要綱で指導基準を専用面積40平米未満の共同住宅、これを必然的に建築できないように制限して、本市ではワンルームマンションの建設が長い間不可能となっていました。平成15年9月議会でこの問題を指摘いたしました。
 昭和50年代で人口は6万人になり、1万人ふやすのに三十数年間もかかってしまいましたが、ようやく12月1日現在6万9,668人となって、あと332人で念願の7万人台を突破いたしますので、これを楽しみにしたいと思います。
 大都市圏の外縁部にある本市は、自然環境と都市機能のバランスがとれており知的生産の環境に適しています。この立地特性を生かして、専門的な教育機関の施設誘致、あるいは既存施設との連携を深めていく大学や学部などの誘致を積極的に進めるべきであると考えておりますが、そのあたりのお考えをお伺いいたします。
○議長(川村裕治君) 協働政策部長北川誠次君。
◎協働政策部長(北川誠次君) 再問にお答えをいたします。
 今議会、総合発展計画の改定で近江八幡市の活力について企業誘致等、議論をいただいております。
 ただいま議員から提案いただきました専門的な教育機関の施設誘致や大学の誘致についても、活力を得るものでございますのでアンテナを高くして検討してまいります。
 以上でございます。
○議長(川村裕治君) 有村國俊君。
◆9番(有村國俊君) 草津ですとかあちらのほうに、私は週に5回ぐらい行ってるんです。いろんなことをやっておりまして。
 その中で、あそこは大学や学部の進出がすごくて目まぐるしい発展をしております。若者が自転車に乗って、バイクに乗って、車に乗って、夜遅くまで歩行者もたくさんいて、すごい活気づいている。だけど、人口が伸びているのはほとんどあの辺ばかりで、なかなか近江八幡まで来てくれないわけでもあります。
 ですから、今答えていただいた趣旨、また市当局が進めようとしているその企業誘致もそうであります。ぜひ、活力ある近江八幡市のためには、あらゆるインフラ整備をしながら、また市民も幸せになりながら迎え入れる、そういったご努力を引き続きお願いを申し上げます。
 道路政策の関連で、平成17年12月議会、ちょうど3年前の議会で、地域振興と利便性向上を目的として近江八幡駅の地下自動車道路構想を提案いたしました。
 滋賀県の広域的な道路整備アクションプログラムに示されているとおり、将来大津湖南幹線道路の延長で中部湖東幹線道路が近江八幡市に入ってまいります。さらには、先ほどご回答でいただきました近江八幡駅南口から国道8号線の先線、名神高速道路蒲生スマートインターの整備計画がいよいよ本題に昇格してまいりました。
 人口流入増加施策、企業誘致、事業所拡大、観光振興などによって市民の生活環境に好影響をはぐくむためにも、近江八幡駅地下自動車道は本市にとって必ずプラスになると確信しております。
 先ほど来、回答をお聞きしながら、データとしてこの道路状況を蓄積、検証していくことが大切であろうと思いました。
 アクセス道整備と渋滞箇所やふぐあい箇所の把握と解消手段、歩行者の安全確保、消えてしまった横断歩道や白線レーンのメンテ、国道、県道、市道、学区別にビジットに網羅して積み上げる道路行政は、プロフェッショナルな政策集団、実行部隊としてその役割はとても大きいと思いますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
 それでは、観光の再問へ進めさせていただきます。
 八幡堀の整備ですが、新たな視点で考察すれば、八幡堀の整備進捗の進みぐあいによって、観光客の導入エリアも広がって結果的に産業振興も可能性が高くなっていく、そういうふうに考えますがいかがでございましょうか。 ○議長(川村裕治君) 都市産業部長田中栄祐君。
◎都市産業部長(田中栄祐君) 観光振興の観点から八幡堀の整備のご質問でございます。
 先ほどの初問でもございましたように、上下流域の整備につきましては下流域では護岸が危険な状況となっております。全面改修ができればそれにこしたことはございませんが、下流域につきましては、治水対策上危険箇所の部分的な改修を県のほうに強く要望している状況でございます。
 また、上流域につきましては、石積みの決壊のおそれのある箇所につきましては市のほうで調査を実施をしております。現在、軽度の部分的に補修が必要な箇所については市のほうで修繕をしております。
 いずれにいたしましても、現在の八幡堀につきましては、今日まで多くの皆さん方の並々ならぬ努力の成果で築き上げていただきました貴重な財産でもございますし、市といたしましても観光拠点として位置づけておりますことから、未改修の上下流域につきましても全面改修が実現いたしますよう、地元の皆さんとともに働きかけていきたいと考えております。
 今後ともご支援のほうよろしくお願いいたしまして、回答といたします。
○議長(川村裕治君) 有村國俊君。
◆9番(有村國俊君) そうですね。整備の進捗があんばいよく進めば、またその観光客の導入も幅広く可能性が広がると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
 重建地区に選定されている新町通りと永原町通り、それから八幡堀周辺、日牟礼八幡宮境内などは、日本の文化財保護法第144号に基づいて、点ではなく面で保存するということでこの指定を受けておられます。
 先ほどお答えいただいたように、門ですとか石垣、水路などの工作物、庭園、石垣、樹木などの環境物件を特定して保存処置を図ることも、拡張解釈して広域的に助成認定いただくこともメリットだと思っております。そのことについてどうお考えかお聞きいたします。
○議長(川村裕治君) 協働政策部長北川誠次君。
◎協働政策部長(北川誠次君) 再問にお答えいたします。
 重要伝統的建造物群保存地区のエリアに入る八幡堀は、おおむね新町浜からかわらミュージアムの間でございます。この間の石垣などの修理、修景事業には過去に国から補助金をいただいて事業実施をしたことがあります。
 その意味で、伝建保存地区の拡大によりまして、補助事業を利用して八幡川全体の石垣や港湾を修理、修景するということは可能かもしれませんが、このエリアを拡大するということは相当かなり難しい問題であると考えております。
 しかし、八幡堀は一方国の選定を受けている重要文化的景観地区にも含まれておりまして、現在重要文化的景観地区整備計画を策定中でございますので、先ほど言いましたかわらミュージアムからの上流と新町浜からの下流も取り入れた計画として、補助事業が得られるよう努力をしてまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
 以上です。
○議長(川村裕治君) 有村國俊君。
◆9番(有村國俊君) 伝統的な観光資源は名勝旧跡といった歴史資産であり風光明媚な自然景観でもあります。
 しかし、こうした伝統的観光地の多くは行き詰まっていると専門家は警鐘しています。理由は、観光ニーズそのものが多様化しているからだそうで、最近東海地方から提案された産業観光も新しい観光であるし、町歩きを楽しむ都市観光、田舎そのものを楽しむグリーンツーリズムなど、従来観光資源とは認識されなかったものまでが観光資源となっているそうです。
 そうなると、観光の政策そのものが観光資源となり得るわけですので、今回掲げた総合発展計画を遂行するためにも、観光政策を柱として探求していってほしいというふうに思っております。
 翻って、観光客は八幡堀中心部ばかりで、どちらかというとJR線北側の一部に限られているとも指摘されています。JR線南口から向こう側の南部地域、武佐学区、馬淵学区、桐原学区などの観光振興策をどのように実践していくか、計画をお聞かせください。
○議長(川村裕治君) 当局の回答を求めます。
 都市産業部理事松木喜代司君。
◎都市産業部理事(松木喜代司君) 再問にお答えをさせていただきます。
 今、議員からもご指摘ございましたように、本市の観光は琵琶湖湖畔、水郷、そしてまた八幡堀かいわいの伝統的な町並みのほうに集中をいたしております。
 市域の南部地域には、かつては京都と江戸を結びます街道としての中山道がございまして、その街道には今も宿場町、武佐宿の面影を残します町並みが軒を連ねております。そしてまた、千僧供古墳群等観光資源が多く点在しておりますので、それらの資源が十分に生かし切れてない状況でもございます。
 そうしたことから、今後本市のあらゆる魅力を発信していくためにも、駅南部地域や豊かな田園地域が広がりますエリアなど積極的な資源活用を図っていく必要があると考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(川村裕治君) 有村國俊君。
◆9番(有村國俊君) 大津市は、このほど市観光交流計画の素案を示して、年間の観光客数と宿泊者数を2016年度までの向こう8年間で3割増加させる目標を設定しました。こういったデータ的な目標設定が重要なファクターであると言われています。
 本市の観光による経済波及効果は、私も調査していないのでうかつなことは言えませんが、恐らく観光客の数に比べて経済波及効果が低いのかもしれません。
 観光地を抱える自治体は、観光振興によってどれほど経済効果が出たのかあるいは出るのか、一応シミュレーションしておかないことには指針の目標が立てられないのではないかとも心配しております。
 地域経済にとって、効果を最大に出すメリットが急がれるわけですけれども、1つに観光客の滞在時間を延ばす取り組みがポイントだと思います。そのあたりについては、この間の議会でもご回答いただいておりますので、引き続きご検討を賜れればというふうに思っております。
 観点をがらっと変えます。
 観光による地域活性化は、時として観光客でにぎわう場所に住んでいる人々にとっては、それが一番うれしいというわけではないかもしれません。
 たばこを吸いながら道路を幅広く占拠して歩行するマナーの悪い観光客が増加したり、道路渋滞によって日常生活に支障を来すことを心配する地元の方々もいらっしゃるのではないでしょうか。この点につきましてご所見をお伺いいたします。
○議長(川村裕治君) 都市産業部理事松木喜代司君。
◎都市産業部理事(松木喜代司君) 本市の観光といいますのは、観光客のための観光ではなくて、市民のためのいいまちづくりを推し進めることを標榜といたしております。
 観光地周辺の住民の皆様には、日ごろから軒先を掃除していただいたり、あるいはまた花を飾っていただいたりと、さりげないおもてなしをいただいたり、そしてまたバスの停留所の清掃など自主的なお取り組みをいただいております。
 このような地道なお取り組みをいただきます町の風格というものが、この町を訪れられます観光客のマナーを向上させるものというふうにも考えております。
 そしてまた、交通渋滞等住民の皆様にご迷惑をかけております問題につきましては、また関係機関と連絡をとって対応もしていきたいというふうにも考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(川村裕治君) 有村國俊君。
◆9番(有村國俊君) これは、こちらにいらっしゃる方のモラルとマナーも問題であろうかと思いますけれども、あそこではたばこのポイ捨て禁止地区を設定するとか、様子を見ながら禁煙区域の条例制定も視野に入れて、一度そういったものがどんなものか、有効であるか、無益であるか、その辺をご検討を賜れればというふうに要望いたします。
 それと、どうしても八幡堀は私に限らずいろんな方が議会で言ってまいりました。県へ要望するのはこの市の役目であり、大変重要なボトムアップしていくところであろうかと思いますけれども、本市の中にこの川があるわけでもありますので、例えば整備、それから水質浄化、特に滋賀県は河川の水質浄化はまだ行っておりません。県が水質浄化をしないんなら、我々市民単独で市の単独事業でやっていかなきゃいけないというぐらいの気概も持ち合わせていかなきゃいけないのかなというふうなことをつくづく感じております。
 市当局の方にばかりお任せするんじゃなくて、県の事務所が東近江にありますのでそちらのほうにも関係者で訪ねていってお願いをする、県民の一人である以上そういった責任も果たしていきたいというふうに存じます。
 ですから、この八幡堀の件につきましては、一応この議会で私も今後何か新しい展開があったら再問させていただきます。
 観光の件で今質問を進めさせていただいておりますけれども、何度か議会で取り上げた八幡公園の豊臣秀次公の銅像の件ですけれども、私が4年前に10日間八幡山付近を散策しながら地元の方に100名アンケートをとった結果、この豊臣秀次公の銅像を知っている方は約半分、見たことがあると答えた方は22%、22人でした。
 ぜひ、これをふだんから市民の皆様が顕彰できるような場所に移転できるように、郷土史会の方々が中心となって民間の浄財でできればなあというふうにも思っております。
 それと、京都にあります太秦映画村、これは時代をほうふつとさせる極めて臨場感のある人工的なセットで演出効果を上げて、小学生や子どもたちからも人気があります。
 片や、こちら近江八幡市は町並みや風情ある蔵などが美しく点在しているものは、すべてセットではございません。ここが大きな強みだろうと思います。
 私は、議会とは別に20代、30代の若者を中心とした勉強サークルに所属しております。若い彼らと話をしていると実に興味深い話を聞くことができます。
 一例を挙げますと、観光客の多い休日の午後にでも、おかみさんとか侍とか近江商人の装いのエキストラが八幡堀周辺を、あるいは伝建地区を分散して散策すればきっとおもしろい、受けること間違いないと言って彼らは目を輝かせて本気で話します。
 それを初めて聞いたとき、私はいやそれはちょっと趣旨が違うんじゃないかなというふうにも正直感じました。けれども、彼ら若者の興味ですとか提案するところは、正誤はともかく侮れず何か新しいことを始める強力な原動力となることは過去の歴史が証明しています。
 若者のアイデアをつぶすことなく、本市に訪れる方々に近江八幡市を鮮明に記憶にとどめていただければということを期待するものであります。
 以上で質問を終わります。
○議長(川村裕治君) 以上で9番有村國俊君の個人質問を終わります。