トップページ > 議会報告 > 平成21年6月議会質問

議会報告

平成21年6月議会質問

議事録


◆9番(有村國俊君) 世翔会の有村國俊でございます。
 今回は、私たちの世代を引き継いでいく子どもたちの明るい将来の構築を目指す観点から質問を進めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 文部科学省児童生徒課の調べによりますと、いじめや虐待の憂慮すべき発生件数は年間2万件に及んでいるそうでございます。いじめの動機としては、「被害者の力が弱い」、「無抵抗」という回答が半数近くもあって、いじめの未然防止、早期発見、早期対応から被害を受けた子どもの自立に至るまで継続的な支援が求められているわけですが、対処法をいかに講じていくべきか、伺います。
 次に、インターネット犯罪防止について。
 健全な青少年が、いわゆる違法、有害サイトにアクセスして犯罪事件に巻き込まれるという危険な落とし穴が潜んでおります。インターネット上には、わいせつ画像、児童ポルノ、覚せい剤などの規制薬物の販売に関する違法情報を初め、集団自殺を呼びかける危険な誘いがあふれている実態を大変憂えております。これらインターネット犯罪から近江八幡の青少年を守るための対策、啓発活動を積極的に取り組んでいきたいところですので、お考えを伺います。
 次に、私たちは、防犯パトロールのステッカーをつけた民間車が走る光景をよく目にいたします。子どもたちに対する悲惨な事件が相次ぐ中で、警察官の増員など物理的に厳しい昨今は、大切なことは地域の人たちによる自主的な取り組みはもはや言わずもがなの状況でございます。児童・生徒の登下校の安全を守る施策をいかに構築して実践していくか、伺います。
 次に、学校施設は、児童・生徒が1日の大半を過ごす活動の場であるとともに、非常災害時には地域住民の応急避難場所としての役割を果たすことから、学校耐震化は喫緊の課題となっております。地震防災対策特別措置法改正による国庫補助率の引き上げなどで加速策が講じられました。片や、工事受注者に対する発注者側の柔軟な対応も必要でございます。速やかな発注による施工業者の着工までの準備期間の確保、夏休み期間中工事などの工夫と実勢価格を踏まえた所要経費の計上、教育委員会と契約担当者との連携も大事だろうと認識しております。今後の計画を含め、そのあたりの所見を伺います。
 次に、政府の戦略プログラムメニューの教育分野では、太陽光発電の自然エネルギー利用を初めとしたエコ改修に現在の抜本拡大がございます。国の推進に合わせて、本市もハードを積極的に進めていきたいところです。
 そこで、つくづく感じるのは、なぜエコなのか、なぜ省資源なのか、なぜ省エネルギーなのか、しっかり具体的に児童・生徒に認識してもらいたいわけですので、そのあたりの環境教育の取り組みと抱負を伺います。
 次に、公立図書館の課題の一つは、若者の活字離れや読解力、表現力不足が深刻化していることだろうと思います。こうした傾向に歯どめをかけることを目的に、文字・活字文化振興法が国において成立いたしました。利用しやすい公立図書館の整備促進、これについて我々はどう進めるか。さらに、環境の一層の変化やICTのさらなる進展に対応しながら、課題解決型の図書館づくりを進めていくための手法についてお考えを伺います。
 次に、学力テストについてでございます。
 効果的な学習指導に結びつけて学力を向上さすことを目的としております。先般実施された全国学力テストの結果、滋賀県はレベル的にどれぐらいに位置づけたのでしょうか。科目別データでお答えいただければありがたいです。
 あわせて、これも教育界で話題になった学力テストの成績結果公表について、本市のお考えを伺います。
 次に、内閣官房拉致対策本部から各都道府県の教育委員会人権教育担当課へ映画「めぐみ──引き裂かれた家族の30年」の学校での上映会開催について再依頼文書が届いていると思われます。本件について、近江八幡市各学校の取り組みをお教え願います。
 最後に、間もなく歴史教科書を含む中学校の教科書選定が地方で始まります。文部科学省は、我が国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てることと定めています。つまり、歴史において我が国の文化と伝統の特色、神話、伝承、歴史上の人物、明治維新、公民では北朝鮮における拉致事件、領土問題、国旗・国歌、郷土、家族の意義など、わかりやすい項目で比較をすることが教育委員会に求められることになります。
 そこで、お伺いしたいと思います。
 学校での歴史教育は、日本国民の一人として先祖を敬う歴史観と国家観を生徒たちが養えることを重要な目標の一つに掲げていると思いますが、どういった方針で歴史授業を進めておられるか、お伺いいたします。
○議長(塩田善弥君) 当局の回答を求めます。
 子ども未来部長木村隆巳君。
             〔子ども未来部長 木村隆巳君 登壇〕
◎子ども未来部長(木村隆巳君) ご質問のうち、インターネットにかかわる犯罪への取り組みについてお答えをいたします。
 現在、警察、少年センター、少年補導委員会、青少年市民会議等において、有害図書等自動販売機完全撤去後の再設置防止の活動をする中で、インターネット犯罪についても取り組んでおります。特に、補導委員会環境浄化部会が中心となりご活躍いただいてるところでございますが、なかなか対処が難しく、まずは関係者による有害サイトアクセスを制限するファイリングと言われるものが有効であることから、保護者に対し理解を求める効果的な啓発活動を検討してるところでございます。早急に対応策を決め、保護者はもちろんのこと、PTA、学校、警察、少年センター、補導委員会等が一体となりまして啓発等に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(塩田善弥君) 回答を求めます。
 教育長中江義一君。
             〔教育長 中江義一君 登壇〕
◎教育長(中江義一君) 有村議員からたくさんご質問をいただいておりますので、順番にお答えいたします。
 まず、いじめの未然防止についてお答えいたします。
 文部科学省のいじめの定義では、個々の行為がいじめに当たるか否かの判断は表面的、形式的に行うことなく、いじめられた児童・生徒の立場に立って行うものとする。いじめとは、当該児童・生徒が一定の人間関係のある者から心理的、物理的な攻撃を受けたことにより精神的な苦痛を感じているものとあり、本市もこれに基づいて指導をしております。
 ここ3年間の本市小・中学校で発生しましたいじめの件数は、18年度26件、19年度35件、20年度では13件であり、近年進めてきました教育相談体制の充実などにより減少傾向にあると考えております。
 いじめの未然防止においては、学校現場でのいじめを許さない風土づくりが大切であり、教職員が一体となって未然防止に努めるよう指導しています。また、情報の共有化やいじめに対する意識の向上を目的とし、いじめ調査の実施やいじめ対策連絡協議会を開催し早期対応に努めています、特に、被害を受けられた子どもに対しては、各校に配置してあります自立支援員やカウンセラー、教育相談担当者が中心になって支援を継続的に行い、関係機関との連携のもと、その子どもが安心して学校に通えるよう最後まで見届ける指導を行っています。今後も楽しい学校づくりに努めてまいります。
 次に、児童・生徒の登下校の安全を守る施策についてお答えします。
 現在、本市では、各小学校で子どもたちの登下校に合わせて交差点での見守りや安全確保などを進めていただいておりますスクールガードの取り組みがございます。現在のスクールガードの登録者数は1,194名と、多くの方にご協力をいただいているところです。また、PTAの皆さんにもご協力をいただき、611件の子ども110番の家を設置することができています。今後は、現在の取り組みをさらに市民の皆様に広めるための啓発や活動を推進していきます。
 その一つとして、今年度から携帯電話から利用できる不審者情報配信システムの実施を予定しています。また、遠距離通学の児童や子どもの少ない地域については、あかこんバスの利用なども検討していきたいと考えています。これからは、地域と学校がさらに連携を深め、子どもの安全を守るための施策を地域ぐるみで推進していきますので、ご支援をお願いいたします。
 続きまして、耐震化の工事期間と今後の計画についてのお尋ねでございます。
 現在、岡山小学校体育館、北里小学校体育館の耐震補強工事、金田小学校校舎の全面改築の整備工事を進めております。続いて、八幡中学校体育館並びに桐原小学校東校舎の耐震対策に取り組んでいきます。また、島小学校校舎、岡山小学校校舎、桐原小学校西校舎につきましても、引き続き早期に耐震化ができるよう検討してまいります。
 工事期間の工夫として、現在取り組んでおります岡山、北里小学校の体育館の耐震補強工事は、夏休み中に工事を集中して完了するよう配慮しております。
 次に、所要経費の計上についてですが、設計に際しまして、直接工事費の単価については、建築物価、積算資料や滋賀県建築設計家協会単価表などを使用しており、実勢価格との差が大きな工種につきましては、業者見積もりを参考にしております。また、共通費につきましては、国土交通省の公共建築工事積算基準に基づき計上しております。
 なお、発注時期に関しては、今後も契約担当課と十分な協議の上、進めてまいります。
 次に、本市の環境教育の取り組みについてお答えいたします。
 ご存じのように、生活が豊かで便利になり、その代償として私たちは大きな犠牲を払ってまいりました。地球の温暖化による北極、南極の氷の消失、石油など天然資源の枯渇、熱帯雨林の破壊、砂漠化など、地球規模の異変、異常気象が起こり、日本に生きる私たちもそれらの変化を身近に実感するようになってきました。これらの異変の進行を抑え、地球規模で生き物の命を守る環境を取り戻す取り組みこそが環境教育の主たるねらいであると考えております。このことを踏まえ、身近な環境に目を向けた取り組みを生活科や社会科、理科、総合学習などで進めております。例えば、ごみゼロ運動、身近な資源のリサイクル活動など、すべての学校で実践しているところでございます。これからも教科学習を初め教育活動全体を通じて環境に配慮した生き方や実践的行動力の育成を目指して取り組みを展開してまいりますので、ご支援をよろしくお願いいたします。
 次に、文字・活字文化振興法に基づきます本市の取り組みについてお答えします。
 我が国における文字・活字文化の振興に関する施策の総合的な推進を図り、知的で心豊かな国民生活及び活力ある社会の実現に寄与することを目的として定められました文字・活字文化振興法が施行され、図書館でもこの法の理念に基づいて読書推進を行っているところでございます。
 近江八幡市子ども読書活動推進計画に基づいた取り組みでは、ブックスタートを初めとして、学校や地域と連携をして読書環境の充実を図っているところであります。また、昨年度から11月を市民読書月間とし、読書推進に努めているところであります。さらに、一昨年は、図書館所蔵江戸期の郷土資料を講演会で取り上げ、「伴蒿蹊の世界」を研究資料として出版しました。活字文化を次世代につなぐ大きな役割を担いながら、市民一人一人に役立つ図書館として読書推進に努めてまいりたいと考えております。
 また、市内小・中学校の読書活動を指導する司書教諭につきましては、学校図書館法第5条に基づいて、12学級以上の学校につき1名の司書教諭の配置運営を行っております。
 次に、課題解決型の図書館づくりを進めていくための手法についてお答えします。
 今日、高度情報化通信社会の進展はもちろん、社会の激動により図書館への要望も日々変化をし、多種多様であります。読書ニーズにおきましても、従来の読書そのものや趣味的な要素、調査研究のための活用だけでなく、個々や、あるいは団体が日々抱えるそれぞれの課題に対して図書館を活用される方も多くなりました。これらに対応する図書館として、インターネットの有効活用はもちろんですが、正しい情報、資料を的確に提供するために、電子媒体と紙媒体の組み合わせによるハイブリッド図書館として機能していくことがこれからの課題だと考えております。
 また、地域や住民の課題解決に向けた取り組みとしましては、社会の動向や市の取り組みを考慮しながら、学校教育支援やビジネス、つまり地場産業支援、子育て支援、就労支援など、地域の実情に応じた資料提供を積極的に行っていきたいと考えます。関係機関との連携、協力を行いながら、課題解決型図書館としての役割を果たしてまいります。
 次に、全国学力・学習状況調査についてお答えします。
 去る4月21日に実施されました今年度の全国学力・学習状況調査の結果につきましては9月に公表予定ですので、昨年度のデータでお答えをいたします。
 平成20年度の全国学力・学習状況調査においては、本県の結果について、小学校国語A、知識編は全国平均を3.1ポイント、国語B、活用編では2.7ポイントとやや下回っておりました。小学校の算数、中学校の国語、数学においては、A、知識編、B、活用編ともに全国平均と大きな格差はありませんでした。このことから、滋賀県の学力状況はおおむね全国と同じレベルであると考えております。
 次に、全国学力・学習状況調査の結果につきましては、公表により序列化や過度な競争につながらないよう十分配慮をする中で、今後は調査結果の有効活用の視点から公表について検討をしてまいります。
 次に、映画「めぐみ」の上映についてお答えいたします。
 本年4月27日付で、内閣官房拉致問題対策本部から映画「めぐみ」の上映会の開催についての依頼が県教育委員会人権教育課長を通じましてございました。このことにつきましては、5月1日付で教育振興課から市内の小・中学校に映画の活用を周知いたしましたところでございます。しかし、現在のところでは、市内の小・中学校で上映はしておりません。
 教育委員会といたしましては、拉致事件は人権問題として非常に深刻な内容であると認識しております。今後は、さまざまな人権課題とともに、子どもの発達段階等に配慮しつつ、効果的に取り組めるようにいたします。まずは、北朝鮮による日本人拉致問題啓発アニメ「めぐみ」の上映を各小・中学校で行うよう指導をしていきます。その上で、長編映画「めぐみ」の上映も、指導に向け検討していきたいと考えております。
 最後に、中学校における社会化の歴史的分野においての問題でございますが、現行の学習指導要領の目標から、我が国の歴史の大きな流れを理解させ、世界の歴史を背景に、各時代の特色や伝統、文化を把握し、理解していくことや、我が国を含め世界の歴史の特色を大きくとらえ、幅広い国際的な視野から歴史を理解させることが大切であると考えております。
 また、生徒の調べ学習による身近な地域における具体的な歴史的事象を学び、今日まで受け継がれてきた伝統や文化への関心を高めることで歴史の学び方が身につくよう指導を行っております。こうした学習を積み上げる中で、我が国や郷土に対する愛情を育て、ひいては先人への尊敬の念とともに、日本国民としての自覚につながる学習に取り組んでおります。
 以上で回答とさせていただきます。
○議長(塩田善弥君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 有村國俊君。
◆9番(有村國俊君) それでは、順次再質問に入ります。
 いじめの未然防止について、基本的にはいじめが深刻化する前に適切な保護を行うことが緊急の課題であろうと思います。子どもたちには悩みを打ち明けることは決して恥ずかしいことではないんだよということを教えてあげたいし、一方いじめる側の子どもたちには、自分より弱い者をいじめることはひきょうであるということを教えるべきだろうと思います。全員がこの共通の理解を得たときに、いじめや暴力はクラスから限りなくなくなると思うわけです。
 そこで、そういった考えの裏づけの中で実践的な道徳教育の方針をお伺いしたいと存じます。
○議長(塩田善弥君) 回答を求めます。
 教育長中江義一君。
◎教育長(中江義一君) 再問にお答えいたします。
 今議員さんのほうからもいじめに対してのなぜそういったことが起こるかという部分につきましてお話しいただいたんですが、やはりいじめにかかわる子どもの特徴として一般的に言われておりますことは、社会性が未熟であるとか、あるいは集団として守るべきことが理解できない、いわゆる規範性、そういった部分での理解ができていないとか、あるいはいじめられた子どもの立場で物を考えられない、いわゆる自己中心的な形の中で生活をしている。いじめられた子どもの心境の変化、そういったものが理解できない。あるいは自分自身に不安感とかあるいは不信感がある。また、そういった子どもたちの周りの大人社会もそういった中で人権侵害行為の背景と言えるものがあるんではないか、そういったことが一般的に言われております。
 そういった中で、今おっしゃいましたように、道徳性あるいは規範性というのは非常に大事かなということで、本市におきましても、人権教育とあわせまして道徳教育ということでいわゆる徳育の推進を進めておりまして、特に正義とか思いやり、そういった分について、またお互いに信頼し合える人間関係づくり、そういったことについて力を入れて取り組んでいるところでございます。
○議長(塩田善弥君) 有村國俊君。
◆9番(有村國俊君) それでは、教育長のお考えを学校へ周知徹底していただくようにお願いを申し上げます。
 子どもが気軽に悩みを相談できるいじめ相談ダイヤルというのがあるそうです。電話番号は0570-078310で、児童相談所、警察の連携、協力を行っております。この全国統一の電話番号は、滋賀県庁の教育委員会にも接続されます。問題は、通話料は相談者、つまり電話をかけた子ども側が負担することになっていることです。この電話のガイダンスが、この電話は何秒何十円かかりますとアナウンスされます。これって正直子どもが引いてしまうというふうに思いますので、本市として県の教育委員会へ善処いただけるよう相談をかけていただければありがたいことだなというふうに思います。
 次、児童・生徒の安全確保についてです。携帯電話を使った不審者情報を確認する手だてについては、以前から導入に向けて議会で提案してまいりました。近年は、緊急時、子どもの居場所を5分置きに確認して、緊急時通報や、電話が切られたときにはその場所を家族に写真つきで通知するシステムなどが好評だそうです。青森県の八戸市では、この2年間で1万人が、小学校のPTA単位では58%が加入したということで広がりを見せていますので、またこうした情報も含めてそれぞれのライフスタイルに合ったところで子ども向けの不審者情報の一斉メールについて幅広く検討をいただきたいなということを申し上げておきたいと思います。
 次に進みます。
 なぜエコ、なぜ省資源、なぜ省エネルギーなのかについてですけれども、環境教育について先ほどご答弁を賜りました。そのとおりだと思います。環境は、物的資源のエコだけじゃなくて、いわゆる校内、学校の教育現場でも生活環境、学習環境を整えていくということも必要だと思います。
 そこで、大変恐縮な、地元の岡山小学校の話なんですけれども、ここの学校トイレが悪臭がきつくて廊下、教室内まで漂ってしまうという悪臭環境問題が発生していまして、これまで幾度か教育委員会担当課へ改善に向けて依頼を続け、その都度応急処置をしていただいております。ただ、抜本的な問題解決に至っておりません。学校関係者、児童、児童の保護者たちからもちょっと同様のご意見が届いておりますもので、いま一度本件について教育委員会の、どうするか、お答えを賜りたいと存じます。
○議長(塩田善弥君) 回答を求めます。
 教育部長村田正美君。
◎教育部長(村田正美君) 岡山小学校の件につきましては私も承知をしております。確かにトイレが臭いということでございまして、換気扇が多分私の聞くところによりますと故障していたということで、それを改修すればということも聞いておったんですが、今のところまだ悪臭が漂うということでございますので、再度現場へ出向きまして抜本的な解決になる方法で今後検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(塩田善弥君) 有村國俊君。
◆9番(有村國俊君) 余りにも悪臭がひどいのでトイレに行きたくないという児童もおられるそうです。ちょっと早急に確認のほうもあわせてお願いしたいのと、あわせてトイレのエチケットの観点から、男女の入り口の扉がなぜかここはないんですね。含めてそれもご検討を賜れればにおいもシャットアウトできるし、女子トイレ、男子トイレの中も見れないというようなことですので、ご検討を賜れればありがたいと存じます。
 次に参ります。
 学力テスト、ちょっとこの件ですけれども、成績を競い合うことをよしとしない、ゆとりがあり過ぎて競争心がないなど、仲よし教育の弊害を心配しております。今、ワールドカップで日本が最終予選勝ちまして、きょうもカタール戦の消化試合ではなくて、ぜひ岡田監督の言う世界ベストフォーを目指して頑張ってもらいたいんですけれども、スポーツも同じで、勝つ喜びとか負ける悔しさの気持ちを芽生えさせて競争による勝ち負けを経験させて、お互いに切磋琢磨することで成長する子どもの教育が必要であろうかと思いますので、先ほど学力テストの件について、近江八幡市は公表に向けて検討していきたいというふうにおっしゃっていただきまして、全くこの間の議会の答弁と少し考えが変わったのかなというふうな思いで喜んでおります。しかし、前の答弁が悪いとか、そういうことじゃなくて、さまざまな場所、時、いろんな立場で考えも変わると思います。ぜひいい方向で近江八幡市の教育界が底上げされれば私は本当にありがたいことだというふうに考えております。どうぞよろしくお願いします。
 観点を変えて、全国テストで成績のよい学校はいいんでしょうけども、全国47都道府県ある中で43位に甘んじた滋賀県のこの結果、国のほうも、滋賀県の47都道府県中43位、この滋賀県の学力レベルを国のほうもどうやって救済策を講じるのか、滋賀県庁もどうやって講じるのかということですけども、そのあたりが明確になっていないと思います。ですから、あわせて近江八幡市の底上げを図るために学力アップの方策をしっかりと構築していただきたいということをお願い申し上げます。
 趣旨がごろっと変わるんですけれども、学校の先生についてお伺いをいたします。
 学校を舞台にしたテレビでありますドラマ、昔は「金八先生」、近年は「ごくせん」、今はやりの映画館でやっている「ROOKIES」、これ私見てるんですけれども、これはいずれも学校で問題を起こす不良生徒ですとか不登校の生徒などに対して正面から逃げずに体当たりする先生の存在をクローズアップしているところです。そういった熱血先生に生徒は心を打ち明け、更生していく内容です。そこで、参考までにお伺いをします。
 こういった熱血先生は近江八幡市の学校界にいらっしゃいますでしょうか。
○議長(塩田善弥君) 教育長中江義一君。
◎教育長(中江義一君) 私も、今現在ちょうど学校訪問をずっと計画的にやらさせていただいてまして、授業も見させていただいておりますけれども、授業だけでなく、校長先生に日ごろの先生方のご活躍の姿をお聞かせいただいたり、あるいは子どもたちからも直接聞いたりする中で、本当にクラスをまとめるために、いろいろな子どもたちがいるわけですが、そういった悩んでる子ども、あるいは学校へなかなか来られない子ども、そういった子どもたちに対しても夜の時間を構わず訪問したりして、そして子どもの健全な育成のためにご尽力いただいてる先生方は、特に私の感触では若い先生に多いと思うんですが、どこの学校もおられると認識しております。
○議長(塩田善弥君) 有村國俊君。
◆9番(有村國俊君) そうですね、逃げ出さない、人のせいにしない、自分はいかになろうとも教え子全員を守る、そんな気概のある先生が一人でも多く近江八幡ではぐくんでいただけることを願っております。
 ちょっと視点を変えてですけれども、一方、急激な社会環境の変化によって、実は教員も先生はこれまで担わなかった仕事まで担っているという現状であります。例えば、学校裏サイトのチェックというのも最近出てきております。だから、教員が本来、今教育長のおっしゃったように、最重要課題とか大切な子どもと向き合う時間に割かなければいけない時間を、そういうふうな社会環境的にほかのことまで一生懸命やんなきゃいけない。物理的に大変だと思うんです。その辺について、教員の先生を今度は守る立場でどういうふうな工夫をしていこうというふうに考えていらっしゃるか、お伺いいたします。
○議長(塩田善弥君) 教育長中江義一君。
◎教育長(中江義一君) 正直言いまして、子どもたちの生徒指導あるいは児童指導につきましては担任の先生が中心になるわけでございますけれども、現実に担任の先生におかれましてもいろんな事務的な内容もふえてきてるのが事実でございます。そういった中で、今現在児童・生徒支援加配とか、あるいは生きる力加配とか、いろいろな形で県教委のほうからも加配の先生をつけていただいて、そして学校全体でいろんな課題について取り組めるような、そういった体制づくりに向けて取り組んでいただいてるわけですが、本市におきましても、市単をつけていただきまして、市単でそういった加配の先生もつけていただきまして、学校全体で子どもたちを守り、またいろいろな先ほどおっしゃられました部分も含めましていろいろな事務量、またいろいろ調査しなければならない、そういった分も出てきてますが、そういった分もみんなでカバーしていくような、そういった体制づくり、そして校長が先頭に立って一枚岩で取り組む、そういった体制づくりということで常日ごろから工夫を心がけているところでございます。
○議長(塩田善弥君) 有村國俊君。
◆9番(有村國俊君) さて、今でこそ北朝鮮の拉致事件というだれもが知る事件ですけれども、その真相は長い年月をかけた家族の孤独な闘いによって明らかになりました。1つの失踪事件が、やがて点と点をつなぐように別の失踪事件へとつながっていき、えたいの知れない陰謀のアウトラインが見え始めたわけでございます。個人の存在を無視して駆け引きを続け偽装やうその情報しか提供しない北朝鮮。そのすべてに翻弄され、失踪から30年の月日が流れ、70歳をともに超えた横田さんご夫妻は、小柄で、穏やかで、見た目には弱々しくさえ映ります。しかし、娘との再会を信じるその気持ちは決して折れることはありません。だからこそ、そのりりしくも強く懸命な姿は多くの人の共感を呼び、日本政府だけでなく、多くの国を動かすまでになりました。
 映画「めぐみ──引き裂かれた家族の30年」は、この事件が日本に住むどの家庭にも起こり得たということと同時に、そこに描かれている時に風化されない親の愛が家族を持つすべての観客の胸に迫りくるんだろうと思います。  ここでご披露したいんですが、この映画のパティー監督のメッセージでございます。親は子どもを一生かけて一番愛し、励まし続ける。映画のテーマが、親の子どもへの大きな愛でもあるのです。子どもは、両親からいつも励ましとインスピレーションを与えてもらっています。それはまた横田ご夫妻のめぐみさんへの終わりなき献身的な愛を貫いていることがすばらしいこととつづられています。だからこそ北朝鮮に対して、拉致した私たちの日本人を返してくださいではなくて、取り返すという強い覚悟を持ち合わせたいものであります。
 内閣官房拉致問題対策本部によりますと、この映画を鑑賞した全国の小・中学生から立派な感想文が寄せられているそうです。またいずれ本市でも、上映後の近江八幡の子どもたちの感想をお聞きしたいと考えておりますので、ぜひお取り組みをよろしくお願いします。
 最後ですけれども、学校での歴史教育についてお伺いいたします。
 戦後の歴史教育は、国民が受け継ぐべき誇りを失わせるものでした。特に、近代史においては、子々孫々まで近隣諸国に謝罪することを運命づけられた罪人のごとく扱われてしまっております。歴史の陰の部分を殊さら強調して、日本が誇るべき歴史上の人物の功績などは省いています。世界でこういう歴史教育を行っている国は恐らく日本だけだろうなというふうに思っております。残念ながら学校での歴史教育は、年号ですとか用語の知識は得られても、先人の生きざま、時代背景、対外関係、当時の価値観はいかなるものであったか、日本が選択を迫られたことはどういう経緯で選択を迫られ、どういうふうになったのかということは正確に教えられておりません。アジア、アラブ、アフリカ諸国に対しては、欧米列強の植民地政策からの独立運動へ日本が発展させたこと、そして現在でも台湾、マレーシア、トルコ、パラオ、フィンランド、まだまだ日本に感謝している国がたくさんたくさんあるということを国の実名を上げて子どもたちに教える歴史教育が必要ではないでしょうか。そのあたりについて学校現場でどういう教育がなされておられるか、教育長のご答弁を求めます。
○議長(塩田善弥君) 回答を求めます。
 教育長中江義一君。
◎教育長(中江義一君) 社会、歴史全般についての教育で具体的にどういう形でっていう部分についてはすべて把握してるわけではございませんけども、基本的に学習指導要領に基づく形の中で指導していただいてるという部分の中で、今おっしゃられました、また教科書の選定も22年度の教科書についてあるわけでございますけれども、やはり歴史上の人物といいますか、人間がどういうふうに歴史をつくってきたかという、そういった部分、そしてまたいろいろな角度から一つの事象をとらえていくということは非常に大事かなというように思ってます。そういう部分では、教科書だけでなくて、いわゆるサブ教科書といいますか、そういった副教材、そういった分についても場合によって学校のほうで、教育委員会と協議しながらですけども、そしてそれを使っていくというふうなこともしていただいております。
 今ご指摘いただきました分につきましても、さらにもう一度それぞれの学校のほうへ照会するなりして、どういった形で社会あるいは歴史教育がされているのかということをつぶさに見ていきながら、また今後の教科書選定とかそういった分にも生かしていければなというふうに思っています。
○議長(塩田善弥君) 有村國俊君。
◆9番(有村國俊君) 国家百年の計は教育にありと言います。近江八幡の子どもたちが勇気を持って新しい時代に立ち向かう力を養い、育てるために、受け身の歴史教育から、誇りと希望を持ち合わすことができる自立と創造の歴史観へと大きく転換できることを願って、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(塩田善弥君) 以上で9番有村國俊君の個人質問を終わります。
 休憩します。